秋分の日が過ぎ、冬至に向かって秋の夜長がスタートした。そんな初日の夜、ふと、「彼岸」という宗教儀式の意味に「さ迷って」しまった。
ある辞書では、「彼岸は仏教用語で理想の境地をいう。生死輪廻する現世を此岸とし、彼岸は煩悩を解脱した涅槃の境地をいう」とある。
また或る辞書では、「彼岸は生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地」とある。
墓参りしたリ仏壇にお供えして先祖供養する意味あいが、さっぱりわからない。
勝手に解釈した。極楽浄土の「あの世の彼岸」で、悟りの境地にあるご先祖様に感謝する行事、それが彼岸なのかもと。此岸に生きる私達に、彼岸の世界を垣間見る機会なのかも。
今朝、お参りしてくれた「お坊さん」に教えてもらっとけば、心が「さ迷う」こともなかったのに・・・
「現世」の「此岸」にいる自分、「彼岸の明け」までには、せめて一瞬の時ぐらい「煩悩を解脱した涅槃の境地」の心境に浸ってみたい。
<畑の片隅に咲いていた彼岸花>