半夏生の里

れもん＊です。
今年は７月１日が 半夏生（はんげしょう） でした。
半夏生というのは、日本の季節、七十二候の一つで、
農家には大事な節目の日にもなっていたことから、
例えばタコを食べるなどというように、各地では様々な行事や習慣があります。

また、それとは別に、 ハンゲショウ という植物もあります。
この花は、花の時期に葉の一部が白く染まるという不思議な特徴を持っていて、
名前の由来は、ちょうど半夏生の頃に花が咲くからとも、
葉の一部が白くなる様子が半分化粧したように見えるため、
「半化粧」が変化したなどとも言われています。


さて、前置きが長くなりましたが、
県境を越えての移動自粛が解除になったのを待ちかねて、
6月20日に、「半夏生」を見に 静岡県森町 まで行ってきました。

森町の 鍛治島地区 には、全国でも有数の半夏生の自生地があって、
せせらぎに沿って、木漏れ日がそそぎ鳥の声が響く散策路が整備され、
半夏生への小径 と名付けられています。


紫陽花が咲き、メダカが泳ぐのどかな道です。

小径の左手には湿地が続きます。

綺麗な緑に癒されます。
このあたり、かつては谷津田が広がっていたのでしょう。

この開けた湿地の向こうに、群生地があります。

群生地に着きましたが･･･

　ガ～～ン　
さすがに少し早過ぎたようで、全然白くなっていません　


気を取り直して木道へ。
滑りやすいので気を付けましょう。


少しだけ、化粧している葉もありました。

カマキリ見～つけた！


ここで駐車場に戻る選択肢もありましたが、
このまま鍛冶島地区をぐるりと巡ることにしました。
途中には、滝やブルーベリー園、神社や棚田などがあります。

ポイントの一つ、 日月（ぢつげつ）神社


この神社の前にも半夏生があって、こちらではかなり白くなっていました。










小径の群生地の半夏生が化粧前だったのは残念でしたが、
里山の風景に癒されながら、心地よいそぞろ歩きを楽しみました

雄島と東尋坊

れもん＊です。
予定外に長くなってしまった越前加賀海岸シリーズも、今回が最後です。
越前松島の次に向かったのは、 雄島 と 東尋坊

東尋坊 は、言わずと知れた有名観光地で、
巨大な柱状節理が、約１kmにわたって広がっています。
また 雄島 では、東尋坊同様に柱状節理が発達しているほか、
板状節理も見ることができ、手つかずの照葉樹林も残っています。

誤算だったのは、ここに来るまでに予想外に時間を使ってしまったことで、
駆け足で回る羽目になってしまいました。
ということで、ブログでもまとめて駆け足で紹介します


全長224mの橋を渡って雄島へ。

見事な柱状節理。

雄島は、島全体が 大湊神社 の鎮守の森として崇められてきました。


島の裏側に回ると視界が開けて、気持ち良く一周することができます。








ここからは、東尋坊。
沖には、雄島の姿が浮かんでいます。
秋の日はつるべ落としで、あっという間に日が暮れて、
千畳敷まで下りて行く余裕が無かったのが、心残りでした









本日の一枚です

鹿島の森

れもん＊です。
片野海岸の 長者屋敷跡 を見た後は、
南下して、 越前加賀海岸国定公園 のスポットにいくつか立ち寄りました。

福井県との県境にある 鹿島の森 も、その一つ。
ここは、国定公園の特別保護地区に指定されています。


大聖寺川 の河口と 北潟湖 に囲まれた陸続きの小島です。
これは、大聖寺川河口から見た風景。


行ったのは11月上旬の穏やかな日。
のんびりと釣り糸を垂れる姿が見られました。


大聖寺川を渡って入口に向かうと、靖国鳥居が建っていました。
ここは、 鹿島神社 の鎮守の森なのです。


石段参道の前で、狛犬が出迎えてくれました。


数百年斧を入れることはなかったと伝わる、鬱蒼とした照葉樹林を歩きます。


加賀地方で唯一、暖地性常緑樹の原生林が残っていることから、
国の天然記念物にも指定されています。


たくさんの落ち葉が積もる参道。


森の真ん中に、静かに鹿島神社が鎮座していました。


森の南の北潟湖側に回ると、湖上の遊歩道が整備されています。


こんもりとした木々が水面を覆う様子が、よく分かりますね。

秋晴れで、湖上のそよ風も気持ち良かったです。

福井県に入り、北潟湖越しに見た鹿島の森です。
何もない所ですが、不思議と心洗われる場所でした　

上高地

れもん＊です。
間が空いてしまいましたが、中の湯温泉 の続きです

合宿二日目の 上高地 は、朝から秋晴れになりました。
宿のマイクロバスで大正池まで送ってもらい、明神池まで歩きました。
有名な観光地なので説明は抜きで、早速、写真をご覧ください。

【大正池】


【田代湿原】


【田代池】


【梓川と霞沢岳】

【河童橋】

定番ですが、この写真は外せませんね

河童橋からの梓川と穂高連峰

【岳沢湿原】



【梓川右岸遊歩道】



【明神池（一之池）】



【明神池（二之池）】




【明神橋】


明神橋を渡り、梓川左岸を通って河童橋へ戻りました

綾渡の夜念仏と盆踊

れもん＊です。
香嵐渓から東へ約5kmの山間、戸数20数戸の山里「綾渡」に、
国指定重要無形民俗文化財にも指定されているお盆の行事があります。

綾渡の夜念仏と盆踊　（あやどのよねんぶつとぼんおどり）

去る8月10日、この地の古刹　平勝寺 で、
月明かりの中で行われる、この素朴な行事を見てきました。


午後7時に参道の幟立てに集合して隊列を組み、『道音頭』を唱えながら、
境内を順次回ってそれぞれの回向を唱えていきます。
夜念仏が終わった後は、誰もが参加できる盆踊り。
綾渡の盆踊りは楽器を使わず、「音頭とり」の唄に合わせて、
下駄の足拍子だけで踊る素朴な踊りです。

それでは、この独特の行事の一端をご覧ください。

【参道】

【石仏の前での『辻回向』】

【鐘楼門へ】

【観音堂前】

【氏神神明宮前】

【折子灯籠】

本堂前の広場に、盆踊りの輪が広がります。


全１０曲の踊りは、手踊りあり扇踊りありで見応えがあるものでした