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陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

七味温泉紅葉館 その2

2024-11-20 20:33:50 | 温泉
れもんです。
七味温泉紅葉館 の後編は、主にお風呂の紹介です
七味温泉紅葉館・露天風呂
お湯は源泉かけ流しで、硫黄が香り漂う濁り湯です。
浴室は、時間による男女交代制。
夜20時と朝の8時で入れ替わりになります。
勿論どちらも、明るい時間と夜と両方入りましたよ


夜20時から朝8時まで男湯になるお風呂がこちらです。
先ずは内湯から。
七味温泉紅葉館・女湯内湯
七味温泉紅葉館・内湯に浸かる

そして露天風呂。
温泉の色は、その日の気温などで変わります。
七味温泉紅葉館・女湯露天風呂
七味温泉紅葉館・早朝の露天風呂

露天風呂に隣接して洞窟風呂があり、
内湯からトンネルを通って行くこともできます。
七味温泉紅葉館・洞窟風呂

洞窟風呂から露天風呂の方を覗いてみました。
上の写真は早朝に、下の写真は夜に撮っています。
七味温泉紅葉館・洞窟風呂から
七味温泉紅葉館・夜の洞窟風呂

極楽、極楽~
七味温泉紅葉館・夜の露天風呂


続いて本来の男湯の方を・・・
こちらには、内湯と露天風呂のほかに炭色の湯というのがあります。
やはり内湯からご覧ください。
七味温泉紅葉館・男湯内湯 七味温泉紅葉館・内湯

そして露天風呂。
七味温泉紅葉館・男湯露天風呂
七味温泉紅葉館・露天風呂に浸かる

露天風呂の脇の小さな浴槽が「炭色の湯」
泉質の違う2本の源泉を混ぜることで、黒い湯花が舞うようになるそうです。
七味温泉紅葉館・炭色の湯
「炭色の湯」に浸かる
こんな感じ

源泉かけ流しの紅葉館露天風呂
ここのお湯で特筆すべきは、泉質は柔らかなのに硫黄分がとても濃いこと。
なんと、旅行から帰って一週間経っても、
風呂に入るのにシャツを脱ぐと硫黄の匂いが感じられた程でした。


さて、ここにはもう一つ、忘れてはならない穴場的お風呂があります。
それが、無人料金箱の野天風呂
「おばあちゃんのお風呂」
道路を挟んで紅葉館の向かいにあって、
紅葉館が管理しているので宿泊客は無料で入れます。
七味温泉「おばあちゃんのお風呂」
七味温泉野天風呂
「かなり熱いから気を付けて」と言われていましたが、
この時は、手前の浴槽は湯もみしなくても十分入れる温度でした。
(源泉が直接流れ込む奥の方は、熱くてとても入れませんでした

七味温泉野天風呂「おばあちゃんのお風呂」
まだ浴槽に日が当たってなくて、いい写真が撮れませんでしたが、
開放感があってロケーション抜群です。
お出かけの際は、こちらも忘れないでくださいね


かなり長くなってしまいましたが最後にもう一つ。
それは、前編でも少し触れた
たぬき です。
実はこの紅葉館、狸の宿としても知られているんですよ
紅葉館で出会ったタヌキ
もともとは、玄関脇の猫の餌を目当てに来るようになったそうです。
ファミリーの数匹が来るそうですが、一匹だけ見ることができました

七味温泉の子ダヌキ
七味温泉紅葉館・やってきた狸
来ていたのは子狸だそうです。
前足を揃えた姿やつぶらな目がとてもカワイイ


温泉良し、食事良し、雰囲気良し。
おまけにタヌキさんにも会えて、かなり満足度の高い宿でした。



 お風呂は許可をもらって撮影しています。

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七味温泉紅葉館 その1

2024-11-13 14:06:24 | 温泉
れもんです。
今回の写真合宿、宿は
七味温泉紅葉館 でした。

七味温泉は信州高山温泉郷の一番奥にある温泉です
かつては5軒の宿がありましたが、
今は、宿泊できるのは1軒だけになってしまいました



唯一残ったこの紅葉館は、客室数5部屋の小さな旅館。
昭和48年創業の山の宿ですが、2011年に大幅にリニューアルされました。
一部残っていた客室も最近改装されて、とても清潔感がある宿です。

七味温泉紅葉館/玄関ホール
こざっぱりした玄関ホール。
ストーブのやかんがポイントですね。

七味温泉紅葉館/フロント
フロントはとてもシンプル。

七味温泉紅葉館/客室エリア
客室エリアは2階です。
廊下にはお洒落なフリースペースが・・・。

七味温泉紅葉館/客室「天の原」
泊まったのは、10畳+6畳の「天の原」でした。


それでは、先ず夕食から紹介しましょう。
地元食材を使った料理は、見た目もきれいでとても美味しかったですよ~

七味温泉紅葉館夕食/前菜盛り
季節のピクルス(かぶ、パプリカ)と秋茄子のオーブン焼、
合鴨ロース、南瓜の含め煮、胡桃のパンナコッタ

七味温泉紅葉館夕食/小布施栗
小布施栗の栗きんとん

七味温泉紅葉館夕食/じこぼうのおろし和え
じこぼう(ハナイグチ)のおろし和え
味が良くて人気の貴重なキノコです。手前は食前酒の梅酒。

七味温泉紅葉館夕食/お作り
安曇野サーモンと岩魚のお刺身

七味温泉紅葉館夕食/信州プレミアム牛
メインは信州プレミアム牛のしゃぶしゃぶです。

七味温泉紅葉館夕食/茸鍋
最初はキノコたっぷりの茸鍋でいただきます。
これがまた、美味しかったこと

七味温泉紅葉館夕食/信州プレミアム牛をしゃぶしゃぶで 七味温泉紅葉館夕食/信州プレミアム牛のしゃぶしゃぶ
その後のしゃぶしゃぶ、最高でした

七味温泉紅葉館夕食/茶碗蒸し 七味温泉紅葉館夕食/鰻の茶碗蒸し
うなぎの茶わん蒸し

七味温泉紅葉館夕食/蓮根饅頭
七味温泉紅葉館夕食/蓮根饅頭の中には・・・
蓮根まんじゅう
上に乗っているのは松茸で、中には海老など入っていました

七味温泉紅葉館夕食/林檎のグラタン
林檎のグラタン

七味温泉紅葉館夕食/魚の柚子味噌田楽
岩魚の柚子味噌田楽

七味温泉紅葉館夕食/味噌汁など
七味温泉紅葉館夕食/デザートの葡萄
デザートの葡萄は、シャインマスカットとクイーンルージュです。


朝食もご紹介しましょう。
クリックで大きく見ていただけます。
七味温泉紅葉館の朝食

七味温泉紅葉館朝食/しょうゆ豆 七味温泉紅葉館朝食/ワカサギ
その中から二品ほどピックアップ。
左側、山芋の上に乗っているのは北信州の郷土食「しょうゆ豆」です。


朝食の後は、ラウンジでコーヒーがいただけます
七味温泉紅葉館/ラウンジの珈琲
七味温泉紅葉館/ラウンジエリア
七味温泉紅葉館/朝のラウンジ

七味温泉紅葉館/朝の玄関ホール
玄関ホールの朝の表情。

七味温泉紅葉館/玄関廊下の反映
ナラの無垢材の廊下に緑が反射して美しい

七味温泉紅葉館/狸の写真
ラウンジに狸の写真が飾ってありますが・・・
後編では、温泉と狸のことを紹介します。
(つづく) 

 前編はコメント欄を閉じさせていただきます。
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田沢温泉ますや旅館

2024-09-16 21:18:06 | 温泉
れもん* です。
今回の宿は
田沢温泉ますや旅館 でした。

田沢温泉の歴史は古く、飛鳥時代の開湯と伝えられ、
子宝の湯として名高く、坂田金時を授かったという伝説も・・・。
石畳の道の両側に木造建築の宿などが並ぶ静かなたたずまいで、
昭和46年には国民保養温泉に指定されました。

宿泊したますや旅館は、明治初期創業。
島崎藤村がまだ無名の頃に逗留した部屋がほぼ原形のまま残され、
木造三階建ての建物や土蔵などからなる建築群は、
国の有形文化財に登録されています。

田沢温泉ますや旅館・玄関
田沢温泉ますや旅館・フロント

田沢温泉ますや旅館・階段
新館に続く階段です。
指定した部屋は、景観が良い新館3階の51号室。

田沢温泉ますや旅館・客室
田沢温泉ますや旅館・51号室
8畳と6畳の二間続きで、部屋を囲んで回廊が設置されています。

田沢温泉ますや旅館・高楼の景観
回廊からは、高楼の景観が望めますよ~

田沢温泉ますや旅館・51号室の回廊
田沢温泉ますや旅館・新館51号室
緑の山々も見渡せるこの回廊は、
とても心地良くていつまででも座っていられます


それではお風呂を紹介しましょう。
大浴場に続く廊下です。
田沢温泉ますや旅館・浴場への廊下

その途中にはピンポン室があります。
松坂慶子さん主演の「卓球温泉」の舞台として使われました。
田沢温泉ますや旅館・卓球室

内湯と、それに続く露天風呂
源泉かけ流しのぬる湯で、冬は加温されます。
お湯は無色透明で滑らかな肌ざわり。
ただし、宿のHPに書かれているような泡付きはほとんどありませんでした。
田沢温泉ますや旅館・大浴場
田沢温泉ますや旅館・露天風呂

いつでも利用できる家族風呂もあって、大浴場とは源泉が異なります。
大浴場よりぬるめですが、泡付きはこちらの方が良いようです。
田沢温泉ますや旅館・家族風呂

すぐ近くにある共同浴場の 有乳湯(うちゆ)です。
お湯が柔らかくて泡付きがいいので、訪れた際はこちらにも是非
私たちは夕方に入りましたが、地元の人曰く、朝一番がおすすめだそうです。
有乳湯


さあ、お風呂に入ったら夕食です
信州の食材を生かした懐石料理で、見た目も美しく盛り付けられています。

田沢温泉ますや旅館・夕食
食前酒や前菜盛り、鍋などが最初に配膳されます。
この中から少しピックアップしてみましょう。

田沢温泉ますや旅館・前菜
茎わさび、どじょうと鯉と豆腐の揚げ物、いぶりがっこのチーズ巻き。

田沢温泉ますや旅館・夕食の一品 田沢温泉ますや旅館・夕食の小鉢から
夏野菜のマリネ、揚げレンコンと地酒の酒粕漬け。


その後も次々と料理が運ばれてきますよ~
ますや旅館・夕食の一品
地元産の甘~いとうもろこし。
田沢温泉ますや旅館・枝豆の茶碗蒸し
枝豆のすり流しが乗った茶碗蒸し、鰻入り。

田沢温泉ますや旅館・お造り
お造りは、馬刺し、信州サーモン、鯉の昆布締め。

田沢温泉ますや旅館・鯉のうま煮
佐久鯉のうま煮。

田沢温泉ますや旅館・鮎
鮎にはうるかが添えられています。
この後は醤油豆が添えられたご飯と酒粕たっぷりの味噌汁が出て・・・。

田沢温泉ますや旅館・デザート
最後はデザートで締めくくり。
量もたっぷりで美味しい食事でした

田沢温泉ますや旅館・朝食
こちらは朝食。かご盛りの小鉢が楽しいです。

田沢温泉ますや旅館・高楼夜景
そして夜・・・。
回廊から見る建物夜景が素晴らしい

田沢温泉ますや旅館・夜の高楼
大浴場への廊下から見た建物群。
手前の最上階の角部屋が、私たちが泊まっている部屋です。


田沢温泉の朝
信州青木村・田沢温泉
最後は、翌朝の旅館周辺の風景です。
早めのチェックインも相まって、のんびりと温泉風情を満喫できました。

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増富ラジウム温泉津金楼

2023-12-27 17:27:38 | 温泉
れもん* です。
書こう書こうと思いながら年末になってしまいましたが、
毎年恒例の秋の写真合宿 、今年も行ってきましたよ

10月26日から一泊二日で、行き先は山梨県。
目的は、
みずがき山自然公園クリスタルライン の紅葉です。
利便性を考えて決めた温泉は、
増富ラジウム温泉
ラジウム含有量が世界有数で、古くから湯治場として知られています。

ただしこの増富温泉、宿は何件かあって泉質も日本屈指なのですが、
設備や食事内容、入浴や食事時間の設定など、
湯治色が強くて、お世辞にも観光向きとは言えません

そんなふうなので宿の選択には迷ったのですが、
宿泊料金その他諸々の兼ね合いで、
今回は、明治18年創業の大湯元
津金楼 を選びました。

増富ラジウム温泉・大湯元津金楼
津金楼/玄関口
建物は古いのですが、外見はモダンな印象です。

津金楼/エントランス
津金楼/ロビー
玄関とロビー。
朝の光ということもあってか、実際より明るくいい感じに撮れました(笑)
客室は撮り忘れましたが、結構広くて小ぎれいでした。
ただし、後ろに山が迫っているせいか、
廊下など建物全体としては暗めの雰囲気なのが残念でした

増富ラジウム温泉津金楼/大浴場
津金楼の大浴場
100%天然ラジウム温泉の浴室です。
向こう側は源泉かけ流しで、手前は上がり湯。
源泉は、陽に当たる加減で黄色から緑と微妙に変化する濁り湯です。
泉温は27〜28℃くらいでひんやりしていますが、
浸かっていると不思議と温まってきます

上がり湯の方は、湯舟の源泉を蒸気ボイラーで沸かした一部かけ流し。
ろ過されたお湯は透明で、朝の自然光では深い緑色でした。
この二つに交互に浸かって、
ゆっくりと入浴するのがこの温泉の醍醐味でしょう。

ちなみに、あるサイトのレポートで、
このお湯に放射線測定器をかざしているのを見ましたが、
測定値は0.69マイクロシーベルトと、通常値のほぼ7倍
ラジウムの効果は1か月ほど持続して、
体内の自然治癒力を高めてくれるそうです。 


津金楼/丹生の湯
丹生の湯の湯舟
こちらは、旧館にある『丹生の湯』です。
大浴場とは別の源泉で、湧出口からは0m。
自然噴出の新鮮な温泉を、直接湯船に溜めています。
新鮮なゆえか、少し炭酸も感じられて良かったのですが、
上がり湯が無いので、夏以外の長時間の入浴は厳しいです。


津金楼/夕食
夕食は、観光目的の宿泊だと物足らないでしょう。
予め並べられた料理には温かいものがなく、
食事中に運ばれてくるものは何もありませんでした
味は良いので、例えば揚げたての天ぷらなど一品でも出てきたら
食事の印象もかなり変わってくるのではないでしょうか。


津金楼/朝食
こちらは朝食。
こちらも夕食と同様、食事中に運ばれてくるものはありません。




さて、話は変わりますが、早朝撮影から帰ってきたら、
玄関前に、小鳥がちょこんと座っていました
キビタキの雌でしょうか、どうやらガラス戸にぶつかったようです。
心配でしたが、しばらく見ていたら飛び立ったので一安心でした。
キビタキ♀
ガラスにぶつかったキビタキ


宿の前の紅葉です
ちょうど真っ盛りで、朝日があたってとても綺麗でした
津金楼前の紅葉
増富温泉・本谷川沿いの紅葉
増富ラジウム温泉付近の紅葉


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今年も松之山温泉 その2

2022-12-26 21:09:57 | 温泉
れもん* です。
いろいろな事情で遅くなってしまいましたが、
松之山温泉凌雲閣 の後編です。
よろしかったら 去年の記事 と合わせてご覧ください。

松之山温泉凌雲閣本館
昭和13年築の本館は木造三階建てで、国の登録有形文化財です。

松之山温泉凌雲閣/玄関ホール
玄関ホールとフロント。

凌雲閣/衝立と古時計
重厚な衝立と古時計が印象的。

松之山温泉凌雲閣/ロビーの飾り柱
ロビーの真ん中の飾り柱。

凌雲閣/温泉棟への廊下
温泉棟に続く廊下。


去年は一部屋でしたが、今年は人数が増えたので二部屋予約しました。
キープしたのは去年と同じ
管領の間 と、凝った造りが楽しい 鏡の間 です。
それでは三階に上がってみましょう。

松之山温泉凌雲閣/本館三階廊下
磨き込まれた廊下とレトロな窓硝子。


凌雲閣/3階廊下
管領の間 は、一番奥です。

管領の間入口
入口の扉を開けると・・・

管領の間/内廊下
内廊下が広縁まで続いています。

管領の間/次の間の天井
笠のようなこの天井にまた会えました

管領の間/広縁
ゆったりした広縁、雪見障子と書院窓。

松之山温泉凌雲閣/広い縁側
突き当りの飾り窓を、去年はしっかり見ていませんでしたが・・・

凌雲閣/管領の間の飾り窓
内戸の障子には松や舟が描かれ・・・

管領の間/飾り窓を開ける
障子を開けると、窓自体にも細工が施されています。

管領の間/飾り障子
外廊下に面した飾り障子は、一部屋ごとに意匠が違います。
管領の間の飾り障子は、欄干のある火灯窓(かとうまど)。


鏡の間/飾り障子
そしてこちらは、
鏡の間 の飾り障子。
次はこの部屋を紹介しましょう。

鏡の間/踏み込み
踏み込みには玉石が敷き詰められています。


そして、次の間の天井を見上げてみると ・・・

鏡の間/次の間
何と、傘が

鏡の間/傘の天井
斬新なデザインですねぇ~

松之山温泉凌雲閣/天井の傘
芯棒まで付いています。


欄間も一風変わっていて、素材がそのまま活かされています。


本間の天井は一枚板が並べられ、竹を割ったような竿縁で押さえてあります。


本間から広縁を見たところ。


広縁の天井がまたユニークで、碁盤や将棋盤が貼り付けられています。



今年もこの宿を選んだ理由の一つは、これを見たかったから・・・


宮大工の遊び心が詰まった部屋を堪能できて良かったです


この時の棚田や紅葉は、「風のスケッチブック」でもアップしていきます。

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