陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

ウラギンシジミ

2023-10-25 20:18:01 | 庭のできごと
れもんです。
前の記事でちょっと触れた蝶・・・
それは
ウラギンシジミ です。

特に珍しい蝶でも無いのですが、いざ探してもなかなか見つからない蝶。
我が家で見るのは初めてでした。

シジミチョウの中では最も大きく、翅の裏はその名のとおり銀白色で、
日の光を浴びて飛ぶと、
銀箔がひらひらと舞っているようですぐに分かります。

日光浴をするウラギンシジミ秋型♀
我が家に来てくれたのは、翅の表が茶色地に白色のメスでした。
ちなみに、オスは茶色地にオレンジ色です。

秋のウラギンシジミ
ウラギンシジミの開翅
たいていは止まると翅を畳むのですが、
秋は日光浴をすることも多く、この日も徐々に開いてきました。
ところが、完全に開くのを狙っているうちに、
肝心の翅裏を撮る前に飛んで行ってしまいました
でも・・・


諦めきれずにいたら、なんと、翌日も白いひらひらを目撃
慌てて、飛んでいたあたりを探しに行くと・・・
裏銀シジミの女の子

可愛いウラギンシジミ♀

女の子らしい、可愛いポートレートが撮れました。


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ワイルド(?)な庭で

2023-10-20 23:44:25 | 庭のできごと
れもんです。
去年、
ヒャクニチソウ の花が終わった後もそのままにしていたら、
今年はこぼれ種でたいへんな賑わいに・・・

それでなくても、
タヌキマメ やら サルビア やら殖え放題なのに、
全く足の踏み場もなくなってしまいました


ヒャクニチソウの咲く庭
庭の百日草

ヒャクニチソウ
ここは本当は通路になっているのですが、当分の間は通行止め。


ヒャクニチソウの後ろには、
7年前の記事 と同じように
シオン が咲いています。
群れ咲くシオン

ちょっと分かりにくいけれど、2階から庭の一角を見下ろしたところです。
拡大すると多少は分かるかも・・・
ちなみに、手前にはタヌキマメの草むらが広がっています。

庭の叢

いわゆる雑草はほとんど生えていないのですが、
そうは言っても、あまりにもワイルドすぎますねぇ。。。
一応この場では、野趣たっぷりの庭ということにしておきましょう



さてこの雑然とした庭ですが、
今の時期は、小さな蝶やアブなどが盛んに飛び回っています。


一番目立っているのは セセリ蝶 でしょうか。
ヒャクニチソウとチャバネセセリ

日差しの中のセセリチョウ
チャバネセセリと百日草

ヤマトシジミ も多いです。止まっているのはタヌキマメ。
タヌキマメに止まるヤマトシジミ

ヒャクニチソウの蕾の上で日光浴をしているところ。
翅を広げたヤマトシジミ

数はだいぶ少なくなってきましたが、 ツマグロヒョウモン も元気です。
ツマグロヒョウモンと百日草

ハナアブヒラタアブ は、シオンの花が大好きです。
シオンに来たハナアブ

紫苑の花とヒラタアブ

カマキリ さんと目が合いました。
カマキリ

葉陰では キチョウ が休んでいます。
葉裏の黄蝶

この後で、珍しい蝶を見かけました。
次はその蝶のことを書く予定です。


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ガーデン倶楽部#28 サフランモドキ

2023-10-13 22:47:28 | 庭の植物図鑑
れもんです。
久しぶりの
ガーデン倶楽部
今回の花は
サフランモドキ です。
雨が降った後に花を咲かせやすいので「レインリリー」とも呼ばれています。

我が家ではもっとも古くからある花の一つで、
私が物心つく頃には既に庭にありました。
梅雨の頃から秋までと、随分長い間、入れ替わり花を咲かせてくれます。
サフランモドキ

ご近所の花壇では群れ咲いているのを見かけるのですが、
我が家では何故か、一輪か二輪ずつぽつぽつと咲いていることが多いです。
ということで、群れ咲いている写真は残念ながら無いのですが、
かわいらしいピンクの花をお楽しみください。

レインリリー
サフラン擬
サフランモドキの横顔
可愛いピンクのサフランモドキ


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湯浅を歩く

2023-10-05 21:35:27 | まち歩き いなか歩き
れもん* です。
2ヶ月以上前のことになりますが、7月終わりの暑い日に、
和歌山県の
湯浅 を歩いてきました。

重伝建に指定された湯浅は、匂いのある町。
格子や虫籠窓の商家が軒を並べる通りを歩くと、
そこここに醤油の薫りが漂っています

鎌倉時代、金山寺味噌を造る際ににじみ出た汁が調味料になると分かり、
それが醤油醸造法の起源になったのだとか・・・。
湯浅が醤油発祥の地と言われるゆえんです。


湯浅の町並み/津浦家
湯浅の町並み/軒先の看板
かつては麹(こうじ)の製造販売を行っていたという、津浦家

湯浅の町並み/魚屋
こちらは魚屋さんですね。

湯浅の町並み/屋根付き木箱
格子に木箱を取り付けて、民芸品などを展示しています。


湯浅の町並み/竹林家
長大な間口に虫籠窓がずらりと並ぶ 竹林家
全部は入り切らないので、写っているのは3分の1です。


湯浅の町並み/太田久助吟製
金山寺味噌を作っている 太田久助吟製 は、江戸末期の建築です。


湯浅の町並み/北町通り
手前の 加納家 の黒漆喰仕上げの二階には
凝った意匠が見られます。


湯浅の町並み/甚風呂前の裏通り
小さな路地も趣がありますね。


内部を公開している建物もありますよ。
甚風呂(じんぶろ)旧栖原家 です。
湯浅の町並み/甚風呂
湯浅の町並み/旧栖原家


今も醸造を続ける 角長 は、昔ながらの醸造法を守り続けている老舗です。
湯浅の町並み/角長
湯浅の町並み/角長の看板

湯浅の町並み/角長界隈
角長の界隈には、香ばしい醤油の匂いが立ち込めています。

湯浅の町並み/大仙掘
裏手の堀側から見ると、創業当時からの蔵の並ぶ様子がよく分かります。


この町では買い物もお目当ての一つでした。
角長の手作り醤油と濁り醤
手作り醤油と、火入れをしていないたまり醤油の「濁り醤」


太田久助吟製の米味噌と金山寺味噌
米味噌(白味噌)と金山寺味噌。


醸造の歴史と文化が息づく町は、
視覚、嗅覚、味覚と、三拍子で楽しめるお勧めの町でした


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