2013年作品。
孤児院 ちびっこハウス に暮らす伊達直人はミスターXに資質を見込まれ虎の穴というプロレスラー養成施設に入る。直人はそこで10年間の訓練を受け、同期のダンらと共にタイガーマスクになる。彼らはミスターXが開発した虎のマスクを付けることで、自分の能力を限界以上に引き出すことができるようになった。そして、格闘技界で活躍を開始するが。。。
漫画、アニメのタイガーマスクの実写映画。タイガーマスクのコスチュームがプロレスラーではなく、仮面ライダーのようなスーツ。これによって、特撮が容易になり、俳優の貧弱な肉体をさらすこともなくなるとメリットがありますが、私はこれはいやでした。プロレスじゃなくなってしまいます。試合のシーンも、仮面ライダーの格闘のよう。鍛え抜かれた肉体がぶつかり合う、痛さと痛快さとは無縁の画になっています。
ヒロインのルリ子役は夏菜さん。こちらは期待するところがあったのですが、出番が少なく、「あれれ」と拍子抜け。冬の撮影だったのでしょうが、肌の露出も少なく、本当にがっかりでした。
とどめは、ミスターX役の哀川翔。この人が、この類の映画に良く出ていますが、TVアニメの初回放送を見ていた私からすると、ミスターXのイメージとは合わない。ミスキャストです。この配役で満足度が50%は低下しました。
アニメの実写版で成功する確率は・・・ほとんど無いように思います。本作も、失敗作かと。
タイガーマスク [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) |