2013年 作品。
婦人科で不妊治療を担当する岬奈緒子(壇蜜)は17歳の時に近所の男に1ヶ月間家の地下室に監禁され犯され続け、最後にその男を殺害して逃げ戻ったという経験を持つ。現在は勤務医として働きつつ、夜はSM倶楽部の売れっ子M嬢 セリカとしての楽しみも持っている。奈緒子の父親は事件の直後に脳梗塞で死亡、母親は現在末期癌でホスピスにいる。
監禁された17歳の奈緒子とSMクラブの現在の奈緒子のストーリーが並行して進み、真性のSの客がセリカ(奈緒子)に。。。
大石圭のエロティック・ホラー小説の映画化。過去と現在の監禁、レイプ、SMを描き、これが融合した時に・・・・という語り口です。
本作で壇蜜さんが第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したそうですが、「本当にそうなの?」という感覚があります。客の命令に従ってSMクラブのオーナーを鞭で打ち据える時の表情は良くできたと思いますが、この他が・・・・。日本アカデミー賞はこういうものだとは思いますが、寂しく感じるところもあります。
原作はホラー小説のカテゴリに入れられています。しかし、これはホラーとは言い難い。怖くないから。ポルノ小説のほうが近いです。これの映画化なので、ホラーを期待してはなりません。単なるR18+指定作品として観てください。
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