1996年作品。
リチャード・ギア、ジェニファー・ロペスのハリウッド版リメイクが制作された社交ダンスをテーマにしたコメディ映画。
妻と娘の3人家族で堅実なサラリーマンとして経理課長を勤め、郊外に念願のマイホームを持つに至った杉山正平（役所広司）。帰宅の通勤電車から見えるダンス教室、そこに物憂げに街を見つめる美しい女性岸川舞（草刈民代）が気になりだす。杉山は数日後にこのダンス教室を訪れ、社交ダンスを学び始める。最初は舞が目当てであったが、そのうちに社交ダンスにのめり込み始め、ついにはアマチュアダンス大会を目指すことになる。
レンタル・ビデオやTV放映で何度か見た映画です。今回iTunesのレンタルで改めて鑑賞しました。
やはり、これは面白い、名作です。美しい女性が気になって、社交ダンスを始めたサラリーマンが、これのとりこになって行く様。駅のホームや会社のトイレでも無意識で練習してしまうところが微笑ましく、彼の姿を見て舞がダンスの喜びを思い出して再び純粋な気持ちで踊れるようになっていくところが胸を打たれます。
竹中直人、榎本明という芸達者な俳優陣が脇をかためて、草刈民代と役所広司をさらに光らせています。
ストーリーも俳優陣も完璧。奇跡が起こったような、完成度の高い映画です。
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