2012年作品。
小料理店を火事で失った里子(松たか子)と貫也(阿部サダヲ)の夫婦は再び店を持つ夢を描く。このために、二人は兄弟になりすまし、夫 貫也が結婚詐欺を繰り返す。ようやく店の開店資金が貯まったが、その時には貫也は結婚詐欺をしようとした子連れの女性(木村多江)に惚れてしまう。そして昔騙した女が雇った探偵に発見され。。。
夫婦で結婚詐欺を仕組み、夫の貫也が他の女と寝ることも厭わない妻 里子の怖さ。はたしてそこまでできるかと考えさせられます。松たか子としては際どい演技もあり感心しました。
貫也が騙していく様々な女性像。ウェイトリフティングの選手、コールガール、結婚を焦るOL。阿部サダヲがなぜこんなにもてるのか? どうして阿部サダヲが騙すことができるのか? このあたりは私には最後まで疑問が残りました。
テンポ良くストーリーが進んでいきますが、エンディングが・・・これは失敗ではないか。ここまでの2時間をぶっ壊すような終わり方です。よく考えると、騙される女の心の描写や里子の心の揺らぎというディテールひとつひとつは感心してましたが、これの奥にある背骨が不在。が故に、エンディングがこのようになったのではないかと。あと少しだったんですが、惜しい映画でした。
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