2012年 米国作品。
バニー（シルベスター・スタローン）率いるエクスペンダブルズはアルバニア山中に墜落した輸送機の金庫の中身を回収する仕事を引き受ける。これにあたってはこの金庫の鍵を開けられるマギー（ユー・ナン）が同行することになる。回収を成功させたバニー達であったが、スナイパーとして立たせていたビリーが武装軍団サング捕まり回収物を奪われた上にビリーの命まで奪われてしまう。回収物は旧ソ連軍が隠した2.7トンものプラトニウムの隠し場所が記されたデータであった。バニー達は復讐のためにサングを追う。
顔を知った著名アクション・スターが多数登場する映画。名前を挙げると、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー（本作では最初の戦闘のみ）、ドルフ・ラングレン これに加えてブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジャン＝クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリスという超豪華な顔ぶれです。
これだけの俳優をそれなりのシーンで使うために、前作にも増してストーリーには無理があります。「どうしてこういう都合の良い時に彼が現れるのだ！」と幾度となく思ったことでしょうか。この点では酷い映画です。
しかしながら、メイキング映像でもスタローンが言っていたように「これだけのメンバーが集まったのが奇跡」。これはそのとおり。ストーリーの矛盾、無理には目をつむって楽しむ作品です。
期待したアーノルド・シュワルツェネッガーとチャック・ノリスですが、二人とも薄い。人間味が感じられずに終わってしまいました。特にチャック・ノリスは、妙に軽い感じが漂っていて残念でした。一応「チャック・ノリスがキング・コブラに噛まれて５日間のたうち回わり、コブラが死んだ」というノリスのジョークを出して笑わせてくれましたが。
往年のスターが集まって、お決まりの台詞を言って、派手なアクションをしてくれるというサービス満点の映画。これ以外を求めるものではありません。スケールが違いすぎますが、例えは名球会のオーススターゲームのような映画です。
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