へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「七色の笑み」 小玉二三

2013-04-02 | 本と雑誌

Photo

光文社文庫 278ページ 533円+税

ノエミの死を弔うために別荘地の洋館に6人の男が集まった。彼らは、過去のノエミとの性交渉体験を語り出す。息子の家庭教師のノエミ、婚約者のノエミ、写真のモデルのノエミ、家庭教師のノエミ・・・。その話はとても一人の女性とは思えない異なる 顔 があった。
彼らにとっては、それぞれに強烈な体験があり、また忘れられない他では得られない快楽があった。
そしてラストに登場した女性は・・・。

一人の女性が多くの男性と関係を持つ。相手に合わせて女性は違った性格になり、「別の」快楽がある。 なるほど、この筋立てにすると一人の女性が様々な役柄ができて「シーン」のバリエーションが作れます。またこれが謎になり、ミステリーの要素も出てくる。しかしながらエンディングは あっけにとられるくらい簡単。こんな終わり方で良いのか? と思うくらい、拍子抜けしました。
性描写はそれなりのレベル。読者をぐいぐい引き込んでいく筆力はありません。
アイデアは良かったのですが、官能小説としては二流の仕上がりでした。光文社文庫ということで期待したのですが、はずされました。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=433476312X" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする