くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

コンタクト

2004-04-24 06:21:21 | 

別記事『信州はでっかい』で軽井沢についてご紹介させていただきましたが、やはり野辺山の電波望遠鏡に触れずにはいられなくなりました。ということで141号線を佐久方面から南下して、野辺山高原までやってきたところから続きです。どうかお付き合い下さいませ。

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見事なカラ松の木立を抜けると、延々と直線道路が続きます。地元のドライバーたちに合わせて車の速度を若干上げます。交差点は少なく、見通しは良好。道路の両側には牧草地が広がり、所々に畑があります。広大な風景です。遙か彼方、右手には八ヶ岳連邦、左手にはみずがき山や金峰山が見えています。
やがて左側に、野辺山スキー場が見えてきます。スキー場の案内看板を見つけたら、今度は注意して天文台の看板を探します。小さいから分かりづらいですよ。何とか見つけて左折。牧草地のあいだの道を進みます。
さあ、『国立天文台野辺山』にやってきました。ここの光景は非現実的。カール・セーガンの『コンタクト』ご覧になりましたか? 天文学なんか分からないけど、気分はすっかりそういう感じ。45メートルの巨大な電波望遠鏡とミリ波干渉計というのがズラっと並んだ光景は本当にスゴイ。僕らと同じ人間が作ったモノなのです。 
ここは一般客用の見学施設があって、喫茶コーナーでは生ビールが飲めます。幼児を遊ばせておく遊具コーナー、天文に関する土産ものコーナーもあり、大変充実しています。ここで発見されたブラックホールの写真をみたり、望遠鏡のミニチュアを動かしたり、二階の窓から外の望遠鏡群を眺めたりしていると、時間の感覚がマヒしそうです。
すっかり堪能したら141号に戻って南下し、清里まで行ってみます。パステル色のペンションが見えてきたら清里駅です。ここで“アップル牛のステーキを食べられる店”というのを探します。駅前に大きな看板があるのですぐに分かるはずです。駅からほど近いその店は、太い木を多用していて天井が高く、落ち着いた雰囲気です。アップル牛ってナンデスカなんてオーナーの奥さんに訊いたりしながら、ゆっくりと美味しいステーキを味わいましょう。
いかがでしょうか。信州はまさに無辺際。素晴らしい旅になること請け合いです。


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