ある8月の思い出 2005-08-04 | 林の詩・文 遊びにきた6歳の二人の孫が「八月ってどういうの?」「どういう月?」としきりに聞く。 はじめは 何故そういうことを言うのだろうと思った。 「七夕とか 夏祭りとかある月だよ」と答えたが きっと親たちが「八月は・・・」と よく口に出すのだろう。 例年行ってる家族旅行は仕事の関係で休みが取れなくていけないそうだ。 退屈する小3のお兄ちゃんは 「公文」の夏休みだけの教室に通うそうだ。 サッカーも始めるらしい。 そういうことを耳にして、『八月はいつもと何か違う月』と感じたのだろう。 我家の八月の思い出といえば20年前の八月のこと。 上の娘(高校3年)が七月四日に学校の体育の授業で膝を痛めて、そのまま入院してしまった。 例年なら 家族旅行に出かけるけれど不可能になった。 それで 旅行にもいけない下の娘(小2)のために『ペンションごっこ』をした。 ・・・部屋を替えて 気分を変えて お泊りする・・・ 七つの部屋があったので一週間かけて一回り。それを繰り返した。 お出かけはお姉ちゃんのお見舞いにバスと電車に乗って。 その夏だったのだ。JALのジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落したのは。 助かったのは数人だったと思う。ほとんどの方がなくなった。坂本九ちゃんも亡くなった。 続く・・・ (上の娘は 9月末まで入院。その後も再入院を繰り返した)