米大統領予備選挙がどんどん進行しておりますが、その後の撤退情報はありません。
民主党候補者
- クリントン
- サンダース
共和党候補者
- トランプ
- クルーズ
- ケーシック
ただし、先日のニュースによれば
共和党では今3人が最後の争いを繰り広げていますが、危険とされる素人政治家のトランプが予想以上の健闘をしているため、生き残ってきたクルーズとケーシックが組んでトランプに対抗するらしいですね。〔末尾引用を参照して下さい〕
同じ共和党とはいえ、小さな事や大きな事で意見が分かれる候補者同士ですから、手を組むということは相当の覚悟があってのことでしょう。
微妙な今後の駆け引きがあるのでしょうが、撤退表明した候補者が、まだ生き残っている他の候補者の支持表明をすることはよくあります。自分の支持者へのお願いでもあるかのように。
- サントラムが撤退し、ルビオ支持を表明(直後にそのルビオが撤退 サントラムやルビオの支持者は一体誰を応援するのか):2016年2月4日
- ブッシュが撤退し、クルーズ支持を表明(クルーズは未撤退):2016.3.24
- カーソンが撤退し、トランプ支持を表明(トランプは未撤退):2016年3月12日
もっと難しいのは「自分にもまだ可能性がある」と考えている「未撤退者同士」が手を組み同じ党の他の「未撤退者」に対抗することで、共和党も相当ゆれていると思われます。
私の個人的な視点で言えば
もしも共和党にトランプという怪しげな人物さえ出なければ、民主党代表がクリントンになろうがサンダースになろうが、民主党政権はかなり危ない、とみておりました。
しかし、いきなり出てきたトランプが、なかなか撤退しないどころか、ひょっとすると、という「恐れ」さえ出てきて、共和党が内部分裂し始めたのを見ると、民主党のクリントンに運命が向き始めたのかも知れない、と思うようになりました。
尤も、誰が大統領になろうが、必ず反対者はいるものです。好き嫌いをむき出しにして、「その人は絶対にイヤ」という人もいますね。ただし、いやなら選挙で投票しなければいいのです。
その選挙さえまったくない国があります。それが中国でした。弾圧国家、一党独裁、人権無視、とされるゆえんです。
「中国共産党が先にできて、その党が中華人民共和国を建国した」ことをお忘れなく!
わかりやすく言えば、共産党が中国国民を支配しているのであり、中国国民が共産党を支配しているのではない、ことにご注目を!
そうすれば、どう考えるかは別として、「弾圧・一党独裁・人権無視」が大いにあり得ると思うはずです(笑)。
ただし言っておかねばならないようですが
- もしもトランプが共和党の大統領候補になってしまったら、もう共和党はおしまいですね。
- そしてあり得ないとは思いますが、共和党代表のトランプが民主党代表と争って、もしもトランプがアメリカの大統領になってしまえば、もうアメリカがおしまいでしょう。「おしまい」とは、内向きになると同時に、無知なまま世界の警察官を復活させる「恐怖」さえ意味しています。それを喜んでいるのは一体誰でしょうか。
とはいえ、私は無制限にイスラム教徒が難民として外国へ出るのを、好ましいと思っているわけではありません。
しかし、それ以前に
- なぜ中東から難民が発生したか
- なぜシリアが悲惨な内戦状態になったのか
- なぜ一神教であるイスラム教徒とキリスト教徒がこれほどにまで対立するようになったのか
から問題解決の糸口を見出したいと思うのです。
解決に長期間を要する問題ですが、日本は遠くに位置するからとはいえ「もっと難民を受け入れろ」を叫ぶだけでは何の解決にもなりません。
上の3つを、世界中の人が考えなければならないのです。
私は
- イスラム教を捨て、混乱があるかも知れないけれども、だれでも堂々と考えを述べることができる世の中にしようとする勇気がありますか、それとも今まで通りの、差別だらけの状態を続けますか
- キリスト教を捨て、混乱があるかもしれないけれども、宗教対立をなくそうとする勇気がありますか、それとも自分たちだけの幸せを追い続け、相変わらずの対立を続けますか
- 一神教を信仰する人が多いために、無駄な対立が増えてきたとは思いませんか
- もちろん共産主義も私は、一神教だととらえており、これを捨てる勇気がありますか、それとも自分たちが一番正しいと思い続け、従来通り無駄な対立を続けますか
そう問うのでした。
無理かも知れないけれども、こうしないと、対立は永遠に続くだろうと思うからです。
トランプ旋風で、こんなことを考えてえてしまいました。
今のところ
一体誰がそれぞれの党の代表になるかさえわからない状況ですから、どちらの党が勝つのか、など私にはまったくわかりません。
トランプ氏阻止へ選挙協力 クルーズ氏とケーシック氏
米大統領選の共和党候補者指名争いで、クルーズ上院議員(45)とケーシック・オハイオ州知事(63)の両陣営は24日夜、選挙協力することで合意した。州ごとに2人のうち優位な候補に勝たせ、トランプ氏(69)の代議員総数の伸びを抑えて過半数確保を阻止するのが狙い。候補者同士の選挙協力は極めて異例で、トランプ氏は「破れかぶれだ」と批判を強めている。
クルーズ、ケーシック両陣営はトランプ氏阻止に向けて水面下で協議を重ね、24日に選挙協力で合意したとそれぞれ声明で発表した。両陣営はこれまで討論会などで互いを批判して足を引っ張り合い、州ごとの得票も割れてトランプ氏を利してきた。今回の合意がどこまで功を奏するかは未知数だ。:2016年4月26日朝日新聞