カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 103

2016年04月20日 14時34分29秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。

  • ISが、自分勝手」にイスラム国設立を宣言したものの、誰も認めていません。
  • 中国が、南沙諸島で自分勝手」に領土宣言をして埋め立てを強行しましたが、誰も認めていません。
  • ロシアが、自分「勝手に」武力併合したのがウクライナ領クリミア半島でしたが、誰も認めていません。

そして

  • IS(イスラミック・ステート)が中国でテロを起こすという懸念があります。下段(※)で詳しく述べました。
  • そうです、勝手」同士は対立する運命にあるのでした。
  • 中露は国境を接しており、戦火の後で一部の国境線を画定したようですが、棚上げしただけであり最終決着ではなさそうです。ロシアも不可解千万ですが、それ以上に不可解億兆?で豹変するのが中国。この両者が「物事を慎重に検討せずに一方的に主張するだけ」という独裁を続ける限り、常に両者は一触即発状態なのです。

ISのやり方は、誰が見ても残虐に過ぎ、宗教を騙る(かたる)邪悪な暴力団であり、決して認められませんが

(※)各国の空爆によってシリア・イラクを追われたISが、中央アジアを経て、西部でイスラム教徒を極端に弾圧している中国共産党に対して、イスラム教徒への弾圧に反対することを口実として中国西部でテロを起こす可能性が十分にあると思われます。


中国の横暴を抑えられるのはアメリカだけでしょうが

そのアメリカが今、内向きになりつつあるようです。自国の事で精一杯とも言えますが、ようやく国内の矛盾に目を向け始めた、ということです。

この致命的な矛盾は昔からあったのですが、常に外部に敵を作って、これを表面化させないことに成功していました。

共和党の横暴が嫌われて民主党になったのを逆手にとって、アメリカに代わって覇権を狙っているのが、あの凶暴な中国共産党。

さて、少し古いところから、見てみましょうか。 


批判は「非建設的」=米長官演説に猛反発-中国当局者

【シンガポール時事】カーター米国防長官が30日、アジア安全保障会議での演説で南シナ海における中国の岩礁埋め立て活動を非難したことに対し、会議に出席した中国軍事科学院の趙小卓・世界軍事部研究員(人民解放軍上級大佐)は

「あなたの批判は事実無根で、建設的ではない」

と強く反発した。趙氏は、長官が懸念を示した航行の自由の維持について「自由が影響を受けたことはなく、南シナ海では全く問題になっていない」と主張。

「中国が強く自制してきたことから、地域は過去数十年にわたり平和で安定していた」

「中国の活動は正当かつ妥当で、理にかなっている」

とたたみかけ、米軍の監視活動などを「軍事的威嚇」と逆に指摘した。時事ドットコム (2015/05/30-12:00) 


自分の言動に大いなる自信をもっているのが中国で

それをそっくり真似ているのが北朝鮮と韓国。中国も朝鮮半島も、ともに自分をヨイショしない相手を、徹底的に見下して攻撃したがります。

なぜか自分の方が上であり、相手をだますことにかけては、歴史が古い漢人は賢明であると、うぬぼれています。

さてさて、『孫子の兵法』は、「現代人に何かヒントを与える」書物なのか、それとも単なる「だましのテクニック集」なのか。皆様がご判断くださいませ。

ところで上記引用の中で趙小卓が言っていることは、

ちんぷんかん、現状をまったく理解できていない空論というところ(笑)。

「(中国の行動によって航行の)自由が影響を受けたことはなく、南シナ海では全く問題になっていない」に至っては、言語道断というべきでしょうか、限られた情報しか得ていない人の組織にヨイショするだけの空論でしょうか。

この発言は、中国共産党がどれだけ攻撃的な言葉で相手を威嚇しようとも「まったく気にする必要はない」といっているようなものですね(笑)。

それほど自分の主張に価値がないように見せかけて、裏では何をするか分らない、これが中国人の本質でした。

「威嚇すれば相手は必ず屈服する」と信じているのが小学生レベルとされるゆえんです。

「世界は中国共産党に従うべきだ」という、この自惚れをなくすには一体どうすればいいのでしょうね。

中国が

「勝手に領土宣言」し「勝手に埋め立てる」など「自分で非建設的」な言動を重ねておきながら、これを相手が警戒すると「相手が非建設的」と非難するのが、正調中国共産党節!

自分のことを棚に上げて他人を攻撃する」というのは人の話をじっくり聞くという「マトモ」な人にはできない芸当ですね。 


南沙埋め立ては「軍事目的」…中国軍幹部が明言 

【シンガポール=池田慶太】中国軍の孫建国副総参謀長は31日、シンガポールで開かれていたアジア安全保障会議で講演し、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島で中国が進める岩礁の埋め立てについて、「完全に主権の範囲内であり、合法で道理にかなったものだ」と主張した。 

 米国のカーター国防長官が30日に要求した埋め立ての即時中止に応じない考えを示したものだ。 

 孫氏はさらに、中国が埋め立てによって建設を進める「人工島」は「軍事防衛の需要を満たすため」と説明した。習近平(シージンピン)政権として、島の建設が軍事目的であることを改めて認めた。:読売新聞 2015年5月31日(日)20時26分配信 


 南シナ海埋め立て「主権の範囲」 中国、軍事利用も明言 

 中国軍の孫建国・副総参謀長(海軍上将)は5月31日、シンガポールで演説し、中国が南シナ海で進める岩礁埋め立てや施設建設について「中国の主権の範囲内の問題だ」などと述べ、中止しない方針を表明した。埋め立ての目的については「軍事防衛の必要を満たすため」とし、軍事利用を含むことを明確に認めた。:朝日新聞 2015年5月31日20時31分  


ナイショで埋め立てを進め

発覚すると一転して「主権の範囲」とし既に中国の領土であるという前提を持ち出し主権の範囲内だと、開き直ります。

  • そもそも「内証で埋め立てる」ことが違法であり
  • そもそも一方的な「中国の領土であるという前提」が間違っている

のであって、なぜ周辺国と話し合うことなく、一方的に突っ走るのでしょう。

そうです

独裁政権には「話し合う」という選択肢はないのです(笑)。

次から次へと、ウソをウソで塗り固める極悪集団中国共産党は、これからどのような道筋をたどるのでしょうか。

いよいよ中国も、ロシアなみに経済制裁の対象になってゆくと思われます。

アメリカが注意深く領土問題に触れないまま「自由航行を妨げる」と非難すると、中国は「通行は自由である」としながら「侵入者」を軍事的に威嚇して追い出そうとするなど、中国の対応はその場しのぎの矛盾だらけといえ、信頼性などまったくない、と言えます。

中国共産党は困り果てて

攻めるは守るなり、とばかり「相手側のダブル・スタンダード」を非難するのですが、なんのことはない、中国共産党の一派が、外国ではその国の保証のもと自由に振る舞いながら、自国中国へやってくる外国人に対しては厳しい取材制限をするなど、「自分のダブル・スタンダードを棚に上げ、知らないふりをする」始末(笑)。

要するに、中国共産党が発言すること全てが偽りに満ち満ちているということで、誰にも信用されてはいない、のでした。


中国の「抗日戦争勝利」式典に憤る米国の元政府高官

プロパガンダそのもの、米国と同盟国への政治的戦争と非難

 同論文は「中国の歴史の扱いも精査されるべきだ」という見出しで、中国共産党政権が9月3日に開催する「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」記念式典を批判していた。

同式典は

「中国のプロパガンダそのものであり、中国が勝利した経緯の正確な描写が欠けている。それは私たちへの侮辱であり、反対すべきだ。中国による歴史の改ざんを許容してはならない」

という。:2015.9.3(木) 古森 義久 


今ごろになってアメリカの元高官が

「中国の歴史改ざんを許容してはならない」とは遅すぎるとも思いますが、気が付いたときが一番早いともいえ、目を見開いたときが一番大切なんでしょう。 


中国、南沙に機関砲配備 西沙には対空ミサイル 

 中国が、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島に地上から航空機を狙う対空機関砲を複数配備していることが17日、複数の情報筋の証言で明らかになった。また、西沙(パラセル)諸島に地対空ミサイルを配備したことも判明しており、中国が南シナ海の軍事拠点化を着々と進めている実態が浮き彫りとなっている。 

 南沙をめぐっては、ベトナムやフィリピンなどと領有権争いがあることを中国は認めている。習近平(シーチンピン)国家主席は昨年9月のオバマ米大統領との共同会見で、「軍事化の意図はない」との考えを明らかにしていた。対空機関砲の配備など軍事化がどの程度進んでいるのかが焦点となる。 

 地対空ミサイルが配備されたのは、西沙の永興島(ウッディ島)。米FOXニュースが入手した民間の衛星写真には、海岸線に少なくとも8基の地対空ミサイル発射台とレーダーシステムが配置されているのが写っている。FOXは、配備されたのはHQ9(紅旗9)と呼ばれる、射程約200キロのミサイルシステムだとしている。米軍が西沙にイージス艦を派遣する「航行の自由作戦」や、米戦略爆撃機B52の飛行に対する対抗措置とみられる。:朝日新聞 2016年2月18日01時45分 


2015年5月には

中国の孫建国・副総参謀長が、埋め立ての目的を「軍事拠点」と明言していたのに、

4ヶ月後の2015年9月に

アメリカを訪れた習近平がオバマに「軍事化の意図はない」偽りの声明を出しながら、今では「完全に軍事拠点化」しているのです。

このようなウソ八百八橋の中国声明を、誰が信じるというのでしょうか(笑)。

韓国と中国には、共通点がありますね。

  • 「日韓基本条約がなかった」ことにしたい韓国政府と
  • 「文化大革命・天安門事件がなかった」ことにしたい中国共産党政府

どちらも自国為政者に「不都合」なものは、なかったことにしたいのです。

しかし歴史は消せません。その解釈が変遷するだけなんです。

私は、そういう弾圧国家にさえ、幸(さち)あれと祈らずにはいられません。 ←そんな国に幸(さち)などあるはずはない、と確信しながらも(笑)。