地震が起れば、必ず出てくるのが「活断層」
原発の近くを活断層が通っているなどで、大きな話題になります。
これについて、いつも私が疑問に思うことがあります。
「活断層」とは、
かつて地震が発生してできた「断層」のことでしょうから、将来もここから地震が起ることが十分考えられ、日本各地で活断層を発見しようとし、研究が続いているのは当然だとも思います。
断層でも活断層でも、まだ見つかっていないものもたくさんあるでしょう。
しかし地震は必ず「活断層」で発生するものではないでしょう。
地震が起って、今までなかったところに、新しく断層ができることもあるのでした。
人間の犯罪にたとえるなら、「活断層」とは「前科」。
普通の人よりも前科のある人のほうが「犯罪をおこす率」(後者の場合「再犯率」)が高いとは言え、犯罪を起こしてしまったけれども、罪を償い、心を入れ替えて普通の人よりももっともっと遵法意識が高い人もいます。
1回犯罪をおこせばもう再起できないのではなく、「心から邪悪な心を入れ替えて復活できる」世の中の方がいいのに決まっています。
しかしながら、そうは言っても
2年前の2014年の韓国統一地方選挙で3952人の当選者のうち前科者が35.9%の1418人だった〔2014年06月08日韓国中央日報〕とは、いくら韓国社会で、ケンカ対立が多く腹いせの「訴訟国家」ゆえ犯罪麻痺しているのだとしても、驚いてしまいます。中には最高9回の前科者が4人もいるとのことです。
そんな人たちが、国民のためにまともな議員活動をするのかどうか、疑問をもってしまいます。それに関する追跡調査がありますか?
なにしろ大統領さえ、任期の途中で「過激すぎた」弾圧ゆえに母国を捨て他国へ亡命せざるを得なかったり、任期終了後になって、任期中の不正強権に関して捜査を受け、起訴され死刑判決(後に恩赦)、自殺する、などなどあわれな末路をたどることが多い国ですから「やむを得ない」のかも。
もちろん「やむを得ない」とは、その後の、不可解で一方的な主観に基づく感情の発露を見て「こりゃ、やむを得ない」と思うのと同じ意味で・・・・・・。
韓国、国会議員選挙の候補者の4割が前科あり!
なぜ、韓国ではここまで政治家の倫理性に対する信頼が低いのだろうか。4月13日に行われる予定の韓国第20代国会議員選挙の予備候補者たちの面々を見てみると、その理由が透けて見える。:2016.02.24 キム・ボヨン(Boyung kim)/韓国弁護士
これは先週行なわれた韓国総選挙候補者についての記事だと思われます。
ただし韓国の政権は、30年ほど前まで軍事政権であり、違法デモで逮捕された「前科」も入っているようですから、これを幾分考慮するとしても、恐喝や殺人未遂による前科者が含まれているようですから、その倫理観を疑ってしまいます。これは韓国人のみならず、誰が考えても同じことでしょう。
しかし韓国社会には、そういう立候補を、平然ではないでしょうが、許容する雰囲気があるようで、いわば有権者を小馬鹿にした立候補を認めているようで、なぜかこれに疑問を感じてしまうのです。
全国で確認された活断層は、およそ2000にのぼります。ところが、活断層が確認されていない地域で地震が相次ぎます。
活断層を調べるだけで地震を予測することには、限界があるのです。:地震学の常識をくつがえすマントルの動き NHK総合 2016/04/03
ここでも「地震予測には、活断層を調べるだけでは限界がある」としています。
ただし、これは言っておかねばなりませんが
犯罪予防のため、と称して、政府が一般人を監視するような息苦しい世の中にすることは、ぜったいにしてはいけない、と私は考えています。
同時多発テロのあとのアメリカの監視社会をみていると、納得していただけると思います。
その上で、人生復活が認められるのはいいとしても、前科9犯の人が立候補するというのが、韓国での
- 法体系に矛盾がある、からか
- 捜査が思いつきだ、からか
- 立候補する人の倫理観に問題がある、からか
どれに該当するのか分りませんが、ちょっと考えさせられます。
尤も「1.法体系の矛盾」に関しては、法の「不遡及(ふそきゅう)の原則」などまったく無視しているような国ですから、これまたやむを得ないのかも知れません。
「不遡の原則」とは、遡って法を適用しない「原則」のことで、たとえば、徳川家の子孫が今いるとして、江戸時代の暴政はけしからんとして「現在の徳川家の子孫の財産を没収する」などの暴挙を許さないという原則のことです。
こんなのを許せば、常に現在の政権が過去の政権を罰し始め、まるで中国で王朝が変わったときに、前王朝の関係者を皆殺しにしたのと、何ら変わらないことになるでしょう。それを民主化風味の韓国がマネをしているわけでした(笑)。
そんな国ですから、前科9犯の人でさえ立候補しているのをみて、「これはやむを得ないかな」と述懐したわけです(笑)。
今回は、熊本地震から活断層、そして韓国の国会議員の前科の話にまで広がってしまいまして、まことにもうしわけごぜーませんでした。
私は話題を提供したのであり、これらのことをどうとらえるかは、相変わらず皆様のお考え次第です、と申し上げておきます(笑)。