韓国が
「法治国家」ではなく、「人治国家」の特長をいかんなく発揮しています。法に基づかず、言葉巧みな「人の判断」を優先している、という意味です。これじゃ死守する人が出てきて、もう韓国内の混乱は避けられません。
韓国に関しては、いつもいつも「今回こそは」と期待するのですが
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- ことごとく裏切られてきました。いつも結んだ「協定」を無視したり「合意」事項を破棄する、非法治国家の矜恃〔きょうじ〕というところ。もうこの国に明るい未来はなさそうです。
- 政府自らが国民を洗脳した「反日国是」が国民の骨髄に浸透してしまい、もう政府が国民をコントロールできない状況に陥っています。
- かつて日本でも北朝鮮シンパが活躍した時代がありましたが、韓国では、北朝鮮に関しては、賛否両論あるものの、反日に反対する人はいないようです。
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これを乗り切るために韓国で必要なことは何か。そんな魔法のような手法はありませんが
二重社会構造をなくすことでしょう。韓国では・・・・
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- 日本に対しては「弾圧国家」らしく強硬に出て
- 韓国内の日本への反発の動きに対しては韓国政府が主導してきた反日国是でもありますから、みせかけの「民主国家風味」で手が付けられず野放しにする
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この二重構造は中国そっくりなんですが、今、韓国が限りなく中国に接近しつつある姿を見ると、こんな「普通の国家」にあるはずの「まともな姿勢」さえ韓国に期待してはいけない
そんな風に、思います。
なにしろ
休戦状態にあるものの同胞としての北朝鮮とは「無条件で話し合う用意がある」けれども、同じ政治体制に属するはずの日本とは「慰安婦問題で自分の意見を認めない限り話し合う用意はない」状態を続けてきました。「無条件」と「有条件」を巧みに使い分ける二重構造です。
もう呆れてものが言えませんねが、どうやら私たちは、この視野の狭すぎる韓国を甘やかしてはいけないようです。
慰安婦問題の記憶遺産申請「不参加」 韓国が否定
慰安婦問題の合意に関連して岸田外務大臣が、中国が検討している慰安婦問題のユネスコの「記憶遺産」への申請に韓国が加わることはないという認識を示したことに対し、韓国外務省は日本とそうした方向で合意した事実はないとして否定しました。
28日の日韓外相会談で両国が慰安婦問題の最終的な解決で合意に達したあと、岸田外務大臣は記者団に対し、中国が韓国などに呼びかけて慰安婦問題を巡る資料を共同でユネスコの「記憶遺産」に申請するのを検討していることについて、「韓国が加わることはないと認識している」と述べました。
これについて、韓国外務省の報道官は29日の記者会見で、日本とそうした方向で合意した事実はないとして否定し、「慰安婦問題の被害者が記録したものを『記憶遺産』に申請することは、韓国内の民間団体が主導して進めている」と説明しました。
ただ、この民間団体は韓国政府の女性家族省から委託された活動を行っており、今後中国の申請に加わる動きが具体化した場合、28日の合意で両国が「国際社会において慰安婦問題で互いに非難・批判することを控える」という考えを示したことに反するという指摘が出る可能性があり、韓国政府の対応が注目されます。:NHKオンライン 2015年12月29日
中国が、慰安婦問題をユネスコの「記憶遺産」へ申請することについて、韓国が共同申請する可能性があるとのこと。
「韓国外務省は日本とそうした方向で合意した事実はないとして否定」したらしいのですが、文書化できなかったことは認めるとしても、合意内容と明らかに異なる見解であり、国内を配慮したあまりにもお粗末な声明、という印象です。
韓国政府が「民間のやることは別」といくら主張しても、「慰安婦問題をこれ以上蒸し返さない」という約束を、韓国政府がその民間組織を後援していることで反故にした、と言えます。むしろその動きを抑えるべきなのでした。
言い替えると、対外的には約束したのですが、国内的には「切り札という言える貴重な攻撃材料・慰安婦問題」で妥協したとは思わせたくない、という二重構造なのです。
この国が「外国と何らかの合意」に達しても、そこに意味はなく、結んだ協定さえいとも簡単に破棄してしまいます。
韓国は、TPPには永久に参加できないでしょうが、そこは提携国の対中国の建前上、参加できる可能性があります。その場合、中国が国連に加盟する時に要求した「台湾との国交断絶」ならぬ、「韓中FTA破棄」を要求するのも面白いでしょう(笑)。
韓国が、約束の抜け道を必死に探して、国内の不満分子をなだめるようなことを繰り返している限り、いつまで経っても「ペテン師」「パクリ」の身上を消し去ること能わず、だらだらと混乱状態が続くのみで、まちがっても南北統一などあり得ないでしょう。
ただそれだけならば、まだマシですが、韓国の世界での信頼性がますます低下し、もうにっちもさっちもいかないレベルに達してしまうのですが、それでもいいのでしょうか。もうそのレベルに達しておりますが・・・・・・。
金をむしり取ることだけにしか興味がない韓国社会、金を稼ぐことに全知全能を傾ける社会風土に反日が合体した韓国社会に
誰も信用をおこうとしなくなりました。何をどう合意しても、その趣旨に反する方向で台なしにするのは、いくら国内状況があるにしても、あまりにも情けない、国家としての体をなしていない、ように見えるからです。
私たちは
今の韓国為政者たちが、「朝鮮半島の南側を代表する組織」なのかどうか
という疑問をもち始めました。
ではどうするか、ですが、これが事実だとすると、
もう相手にしないことです。それしかありません。何をどう合意しても、意味がないのですから、「勝てばいい」「相手をだましてもいい」から、「約束を守る国」になるまで、すべての公式の交渉をやめるしかありません。ごねれば何とでもなるという、恐ろしいまでに未熟な、体制です。
「今度こそは、まともな国になった」と思わせながら、いつもそれをくつがえす韓国には、10億円の資金を提供する価値など、まったくないでしょう。
韓国「小中高での慰安婦関連教育は予定通り実施する」
予定通りの展開です。:〔シンシアリー 2015-12-29〕
「政府が責任を痛感」は「法的責任」なのかどうか、韓国内でも意見が分かれる:〔シンシアリー 2015-12-28〕
「不可逆的」の解釈・・・いずれ時は来る:〔シンシアリー 2015-12-29〕
韓国外相 尹炳世(ユン・ビョンセ)が言った「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」の「不可逆的」が果してどういう意味なのか、その後の展開を見ていると、さっぱり分りませんが、今までの例から考えて、
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- 近い将来、韓国為政者が「日本側が約束を破ったため約束は無効である」と述べるはず
- そして日本が拠出した10億円を受け取り、さらに金をむしり取ろうとする従来の「脅せばいくらでも金を受け取れると信じる詐欺師」に舞い戻るはず
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でしょう。
韓国社会では「いかに人を欺くか、詐欺的行為を働くか」が「賢さの証明になる」らしいので、為政者の場合も自らがまいた国民洗脳教育の結果、もう制御できないほどに国全体が右翼化してしまったため詐欺師を演じるしかない、のでした。
自分が「正しい」と信じる文言を使えなかったら、合意内容を文書化できなかった
とすれば、これは韓国政府の限界であり、「この為政者たちは、国を代表しているとは思えない」のでした。
国内むけと日本向けとで態度を使い分け、何が何だか分らない状況が続き、一層の国内混乱を招いたのは、誰が見ても韓国政府の責任ですね。
いつまでたってもだだをこねる幼稚園児、権利だけを主張するこの体質を、一体誰が「改善」できるというのでしょうか。
「慰安婦問題を蒸し返さない」という合意内容を完全に無視した「中国・韓国による記憶遺産共同申請」の可能性でした。
韓国には、日本と何らかの合意に達すれば、必ず猛烈に反対する人間がいるわけで、これは普段の韓国社会を象徴しており、気にする必要はないのですが、普段住民を「政府に従わない」として弾圧しながら、こういう時に限っては「民主社会風味」を残しておくこの「二重構造」にご注目を、というところです。