もう何回も語り尽くされたことでしょうが、またまた「離発着」について。
(ロシア軍広報官)クラスター爆弾についてですが、ロシア軍はそのようなものを使っておりません。今ここにいらっしゃる外国のマスコミの方々の中には、われわれの基地を取材した方も大勢いらっしゃいます。爆撃機の離発着を・・・・
:ロシアTV同時通訳より ワールド・ニュース NHKBS1 2015/12/24
このニュースの内容についてではなく「離発着」だけのはなしです。
1 発着 = 出発+到着
2 離着陸 = 離陸+着陸
3 離発着 = 離陸+出発+到着
「発」=「離」と考えるならば
3の「離発着」では「両者を同時に使っている」ことから、ややくどい感じがします。
よって 2「離着陸」、もし言いにくければ 1「発着」でよかろうと思うのです。
つまり同時通訳の「離発着」は芳しくありません。
同時通訳そのものは大変ありがたいのですが、細かいところを言えば、数々の問題を含んでいるようです。
なお広辞苑第六版では次のようになっています。ご参考まで。
- はっちゃく【発着】発することと着くこと。出発と到着。「旅客機の―」
- りちゃくりく【離着陸】離陸と着陸。
- りはっちゃく【離発着】(離着陸と発着の混交語)飛行機の出発と到着