お盆や正月になると必ずでる言葉「激しい渋滞」
おはようございます、(2016年)1月2日土曜日午前7時になりました。ニュースをお伝えします。
年末年始を故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが今日から始まり、各地の高速道路は夕方にかけて30キロを超える激しい渋滞となる見通しです。:近田雄一(アナウンサー)NHK総合ニュース 2016/01/02 07:00
全然「激しくない」つまり、「動かない」渋滞のことを、「激しい」と表現することが鬱陶しすぎて、アナウンサー名まで記してしまいました。もちろんアナウンサーは原稿を読んでいるだけであり、直接の責任があるわけではなく、NHK全体の問題ですが。
これを実際に聞いたのは7時ですが、4時のニュースでもそう述べていたようです。
なお夜7時のニュースでは、言っていなかったように記憶しています。
広辞苑第六版では「激しい」の項目で
1 勢いが鋭い。勢いが強い。あらい。きびしい。
2 ことごとしい。厳重である。
3 程度が甚だしい。
と記載されています。
「激しい渋滞」とは、3の意味なのでしょうが、語感がしっくりしません。
まず私は「激しい渋滞」を使いませんが、どうしてもという場合なら「大渋滞」「30キロの渋滞」などと言うだろうと思います。
もっとキツく言う人ならば、「誤用」だと言うでしょうね。
まだまだ定着しているとは思えない「激しい渋滞」でした。