カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

またまた「激しい渋滞」

2016年01月03日 01時24分35秒 | 社会

お盆や正月になると必ずでる言葉「激しい渋滞」 


おはようございます、(2016年)1月2日土曜日午前7時になりました。ニュースをお伝えします。

年末年始を故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが今日から始まり、各地の高速道路は夕方にかけて30キロを超える激しい渋滞となる見通しです。:近田雄一(アナウンサー)NHK総合ニュース 2016/01/02 07:00

全然「激しくない」つまり、「動かない」渋滞のことを、「激しい」と表現することが鬱陶しすぎて、アナウンサー名まで記してしまいました。もちろんアナウンサーは原稿を読んでいるだけであり、直接の責任があるわけではなく、NHK全体の問題ですが。

これを実際に聞いたのは7時ですが、4時のニュースでもそう述べていたようです。

なお夜7時のニュースでは、言っていなかったように記憶しています。

広辞苑第六版では「激しい」の項目で 

1 勢いが鋭い。勢いが強い。あらい。きびしい。
2 ことごとしい。厳重である。
3 程度が甚だしい。

と記載されています。

「激しい渋滞」とは、3の意味なのでしょうが、語感がしっくりしません。

まず私は「激しい渋滞」を使いませんが、どうしてもという場合なら「大渋滞」「30キロの渋滞」などと言うだろうと思います。

もっとキツく言う人ならば、「誤用」だと言うでしょうね。

まだまだ定着しているとは思えない「激しい渋滞」でした。