整備士が爆弾設置か=親族にIS、ロシア機墜落―ロイター報道
エジプト東部シナイ半島で昨年10月に起きたロシア旅客機墜落で、ロイター通信は29日、複数の関係筋の話として、エジプト航空の整備士が、機内に爆弾を仕掛けた疑いがあり、当局に拘束されていると報じた。:時事通信 2016年1月29日
まだ正式な情報ではないようですが
ISが親族のエジプト人整備士へ爆発物を送り、これがロシア機へ積み込まれ、シナイ半島上空で爆発したのではないかと疑われ、整備士が拘束されているとのこと。
ご承知の通り、このあとロシアのプーチンが激怒し、シリア空爆を開始したものの、トルコ国境を侵犯してトルコ機に撃墜されています。
- 「激怒」は独裁者にふさわしい言動でプーチンにぴったりですが、ロシア機がISやトルコに撃墜されて、もうふんだりけったりですね。
- もともとロシアには、ロシア連邦内で武力支配されているチェチェンでのイスラム教徒弾圧という「前科」があり、同じく中国に武力支配されている新彊ウイグル自治区におけるイスラム教徒弾圧と、そっくりでした。ロシアと中国が「表面的」に接近しつつあるというのは、ゆえなきことではなさそうです。
- 「ロシア」や「中国」のような独裁を続けていると必ずこうなる、という見本でしょう。
ロシアや中国という「民主主義」を否定する共産国に対して、月に代わってお仕置きするのは、別にそそのかす意図はまったくないものの冷静に現状をみると、「民主主義」とは何の縁もないISしかないのでしょうか。
ISの残虐さから考えてこういう危険な過激派はなくさなければいけませんし、事実シリアでの各国による空爆でどこかへ退却せざるを得なくなっていますが・・・・・。
そういえば
かつて私は、世界各国に対して、横暴・かつ凶悪なアメリカに、誰かがお仕置きをしなければならない、と考えていましたが、貿易ビル襲撃は「お仕置き」のレベルを超えていたようです。アメリカ人が「これほど世界からアメリカが嫌われていたとは知らなかった」と言っていたのは、「無知」とはいえ記憶に残る言葉となっています。
アメリカは「独裁国」ではないと思われますが、「世界の警察官」を自負する勢力が国を牛耳っていた時代があり、イスラム過激派の標的になったのかも知れません。
さてISが仕掛けたロシア機撃墜の手順がわかりつつある一方で
ロシア連邦や中国が武力支配しているイスラム教地域の過激派を勇気づけてしまったのではないか、と憂慮されます。