ヒラメ,教師 11月13日

ヒラメの天敵はイシガニだった!
毎年20万匹を放流しても、直後に激減するヒラメの幼魚。水産研究試験センターは、新潟県佐渡で、5万匹のヒラメの幼魚を放流し、追跡調査をした。結果、約7割が直後に姿を消し、その半数がイシガニに食べられていたことが判明した。放流効果を高める研究も必要だが、イシガニが犯人だったなんてっ!!

蟹の中でもとても小さなイシガニが、実はワタリ蟹よりも数段美味だということをご存知だろうか?何故、こんなにイシガニは美味しいのかと、長年私は不思議に思っていた。やっとその理由が解明した!だって、ヒラメを食べていたんだもの。

ヒラメと言って思い出すのが、ヒラメ教師という言葉。上ばっかりを気にして、子どもたちになかなか目が届かない教師の比喩だ。東京都三鷹市立第4小学校は、PTAや地域の住民が教師のサポート役として、授業に参加しているそうだ。教師1人では不十分だった個別指導が可能になり、子どもたちにも好評。今では年間のべ2千名もの地域の人たちが授業に参加し、ついにNPO「夢育・支援センター」を設立、職員室の隣の部屋にその事務局を置くまでに成長している。主婦やスポーツクラブの経営者、民間企業を定年退職した人など様々な意欲ある地域住民が、積極的に授業に参画する姿勢は素晴らしい。門戸を開いた学校と支える住民のこの取り組みは、見習うべきところが大きい。(NHKスペシャル放送)

校長の民間からの登用は、文部科学省の思い切った改革の1つだ。義務教育の柱は国が決定し、細かい方策は現場に裁量を与えることが21世紀は必要だ。閉鎖的な学校現場に、新鮮な空気を吹き込むことで、教師には緊張感と活気がみなぎり、子どもには明らかに好影響を与える。強くたくましい人間を育てるためには、強くたくましく社会を生き抜いてきた民間人が、手本になることがふさわしい。想像力豊かな百戦錬磨の社会人が教師をサポートし、「地域の子どもは地域が守り育てる」という認識を持って臨めば、へこたれない強くたくましい人間が育つに違いない。魚のヒラメは美味しいが、ヒラメ教師は煮ても焼いても食べられない。
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