あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

医師会・病院協議会声明/重く受け止めを

2009年03月11日 | 日々の活動



きのう(10日)は、市医師会会長と市病院協議会会長が、「(仮称)いわき市市立病院改革プラン(案)に対する声明」をそろって発表し、市長と市議会議長に「本プラン(案)を継続審議とすること」を申し入れました。

両会は、現市長のもと、06年12月に市との3者で「いわき市地域医療協議会」を初めて立ち上げた仲です。

声明はまず、市のプラン策定について、「初めて知ったのは、平成20年11月28日付けのいわき民報紙上」であり、「7回開催された本会(地域医療協議会)で…とりあげられたことは一度もありません」と事実を述べています。

そのうえで市立常磐病院の民間譲渡について、「地域医療へ与える影響が重大」「プランの実施には大変疑問」とし、「行政と医師会、病院協議会との関係を損ねるもの」「市から委託を受けている、休日夜間救急診療所などへの協力も再考せざるを得ない」と、これ以上の表現はないきびしい指摘です。

一般質問が終わった市議会はきのう・きょう・あす、16日と常任委員会、17日には地域医療対策特別委員会があります。

市議会も、市長も、この声明と申入れを重く受け止めた結論を出すべきです。







人工島に今年度66億円/「お金がない」/救急車

2009年03月10日 | 日々の活動


病院敷地内の花が咲き始めています。

小名浜人工島がクリニック待合室で話題になったきのう、県議会では2月補正予算議案が共産党だけの反対で採択されました。

補正には人工島分も含まれていて、9月議会、12月議会に続いて3回連続増額補正。



9月は県に対する国の補助事業として1億2,600万円(県負担8,820万円)、12月は国の直轄事業として2億5,000万円(県負担1億837万5,000円)、そして2月は総額20億8,900万円(県負担9億8,590万7,000円)。

3回の補正総額は24億6,500万円(県負担11億8,248万2,000円)にのぼり、今年度事業費は当初予算と合わせて66億8,540万円(県負担33億4,695万7,000円)。昨年度の3.6倍を超え、1994年度から始まった事業としては突出したお金がつぎ込まれることになりました。

佐藤栄佐久県政から、民主党がかついでけっきょく、共産党を除くオール与党の佐藤雄平県政になり、大型事業がますます勢いよく進むように見えます。

そのしわ寄せは県民の暮らしにのしかかります。しわ寄せの理由が「お金がない」。

お金はこんなにあるじゃないですか。自民も民主も政治的に何も変わらないことは、こうした地方政治が証明しています。



救急車が2台、小名浜生協病院に横付けされる様子は私は初めてです。


分科会感想文/人工島への根本的疑問

2009年03月09日 | 日々の活動


2月の交流集会では、10の分科会で366枚の感想文が寄せられました。

その場でササッと書いていただいたものですから、その場にいないと文脈上、読み取るのがむずかしい感想も少なくありませんが、なるべくホットな記録集とするため、文言を加えたり削ったりしてまとめ、私としての整理をなんとか終えました。

夕刻の職場会に示しましたが、記録集作成まで集団的に確認したいと思います。

こういう作業はしてみるとものすごく面白いのですが、確かに大変です。

けさは、かつて小名浜港で長く働いていたかたがクリニックに受診に来ておられ、人工島へ架ける橋の計画まで進められている現実をたいへん憂えておられました。

潮や波の流れの変化が現在の港やほかの海岸に与える影響ばかりでなく、国費を含めてこれからも数百億円がつぎ込まれようとしていること、できてからの維持費の負担などをどこまで真剣に考えているのか、共産党以外の県議やいわき市長がなぜこの計画に唯々諾々と従ったり、推進要望を出しているのかも、市民の多くが知らないのに進められている現実など、根本的な疑問をぶつけられました。




「かけはし」/医療・福祉・介護交流会/制度欠陥

2009年03月08日 | 日々の活動


ペロといっしょに「かけはし」をご近所220軒余りに配布しました。

各戸のポストへ入れますが、ぐるっと一回りしてわが家の近くで、「そこはウチじゃない」とばかりに頑強に抵抗し、首輪がスポッ、と抜けてしまいました。散歩用の胴輪が必要かもしれません。



午後は県医労連(医療労働組合連合会)が主催し、県民医連が共催の「第1回いわき地区医療・福祉・介護交流会」がありました。

市立病院民間移譲問題、介護報酬と介護認定の見直し、介護と医療の労働現場の実情のそれぞれの報告後、家族・リハビリ現場・ヘルパー・事業経営のさまざまな立場から意見交換と交流をしました。

私からも、06年度介護見直しによって、いわき市内でも「要介護1」が激減し、「要支援2」など、より軽度の認定がふえていること、制度の根本の問題として、費用を安く上げたいがために、ヘルパーを「常勤正規雇用」としてはとうてい雇えない介護報酬などの制度欠陥を指摘しました。

現場からの声で抜本的に制度改善したい課題です。

「原発とカネ」/「共生強制」/党市議

2009年03月07日 | 日々の活動



先月7日の「地震と原発」に続く、原発連続学習会の第2回「原発とカネ」がありました。

話題提供は引き続き伊東達也・原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員。

「国からの交付金」「原発税収」「電力会社からの寄付金」で原発立地県・市町村に入ってくる莫大な金額、とくに交付金の財源は電力会社が住民に負担させている販売電気料金に含まれているしくみに、驚きの声。

交付金の中には、プルサーマル計画を受け入れれば、受け入れ決定から実施後まで合計60億円の「長期発展対策交付金」もあれば、稼動30年の原発を運転した場合の「共生」交付金もあります。いずれも私に言わせれば老朽原発との「共生強制危険手当」というほかありません。

夕刻には、市立病院民間移譲プラン案について、医療関係者や住民のみなさんから聞いた声をもとに、党市議と意見交換しました。



長寿会/「命をけずる路線に未来はない」/急速に広がる声

2009年03月06日 | 日々の活動


小名浜長寿会連合会理事会におじゃまし、会議の前の時間に話をさせていただきました。



今回は、小名浜生協病院が加盟する全日本民医連が作成したビラの「宣伝」。

「命をけずる路線(みち)に未来はない。」と大きく書かれていて、後期高齢者医療制度も市立病院民間移譲案にもつながっている社会保障費を削る政策を転換させるため、総選挙がある今年、その判断の材料のひとつにしてほしい、と訴え。

会員・住民のみなさんに配布していただくよう、各長寿会会長さんにお願いしました。



午後は「市立常磐病院を守ろう」学習会。常磐病院がすぐ目の前の住宅地集会所で行なわれました。

「市長は住民に安心を与えることが仕事じゃないか。していることは逆だ」「現在の常磐病院の場所が市全体から見ても適切なのに、そういう議論がない」「市議会を傍聴したが、民間移譲を前提にしたような質問をする議員は住民の声を聞いていない」「民間移譲プランが決まっても、市議会に議案として出されるのは来年度。医療への市の責任を果たさせるためにこれからもっと声を上げよう」などなど、急速に「地域医療を守れ!」の声が広がっていることを感じます。

ペロの目つきの集中度/不均等発展/政治災害

2009年03月05日 | 日々の活動


ペロが、なんとしても食べ物を得ようと、スクッと立ち上がる正面と横からの様子。とくに横の様子の目つきの集中度は見習う必要を感じます。



交流集会の記録集づくりのために、分科会の感想文に目を通しました。スケジュールにちょっと余裕をもたせたので、今ごろになりました。



組織が全国にはりめぐらされるようになると、さまざまな活動の進み方には地域によってデコボコが生じます。「不均等発展」というやつです。「中央」機関から発せられる情報は、ほとんどが「進んだ経験」です。進んだ経験を全国に広げるのが「中央」の役割ですから当然です。

そうすると、「進んだ経験」とくらべると、「自分のところは遅れている」と受け止めがちになります。全国を引っ張るような活動をしている生協も東北には存在しているのですが、その生協の参加者が「各地の報告を聞いてウチは遅れていることを実感した」との感想もあります。



午後は「くらしの学校」の第二回。「いわきのハケン、期間工―労働相談から社会を見つめる」と題し、いわき市労連労働相談所の佐藤三男さんから相談実例とその背景を話してもらいました。

参加者からも、ご自分のお子さんが期間工として働かされた実態などが紹介され、自己責任と思わされている働き方が、実は政治災害であることが浮き彫りになったと思います。

船のミニチュア/東ブロック/「やさしい話」とは…

2009年03月04日 | 日々の活動


「家のミニチュア」にかわって「船のミニチュア」が職場の組合員センターに置かれています。「家」を紹介したのは昨年11月12日。

出入りする組合員さんたちは、細かなところまでいろんな材料を使い、色付けされているこのミニチュアに感心しきりです。



東ブロックの会議がありました。浜通り医療生協では、いわき市内を東西南北の4つのブロックに分けていて、東は小名浜を中心とした地域で、支部が4つあります。

私から、東北ブロック交流集会の感想などの紹介、この間の全国組合員活動責任者会議やわが生協の委員会・理事会の報告。

各支部の活動などを交流し、年度末の仲間ふやし、総代会へ向けたとりくみを確認しました。

あさってはいわきの医療学習会で話す予定があり、「じいちゃん、ばあちゃんが参加者の主体なので、言葉使いも含めてやさしく準備して」と電話連絡。

制度や行政の話なのでつねにかみ砕いて話しているつもりなのですが、もっと聞き入れられる話を、ということです。これがまた…

いつも悩みです。




雛人形/看護部長/「ご活躍の…」

2009年03月03日 | 日々の活動


わが家の玄関の「雛人形」。

先月25日に続き、看護部長とともに市内5病院の看護部長をたずね、「看護師をふやして」のポスターと署名をお願いしてまわりました。

市立病院民間移譲案をめぐっては、「スタッフをどう集めようとするのか」「地域医療への影響は大きい」と、疑問と不安の声が寄せられます。

「あっ、ご活躍の…」などと声をかけられたりすると、ありがたく思います。



職場へもどって弁当箱を開けると「雛人形」。

夕刻には総代会へ向けた準備の会議。

仕事後は党の小名浜事務所で総選挙準備の会議。
小沢民主党代表の公設秘書逮捕に、当の代表本人は「何の問題もない」のコメントは自民党と何も変わるところがない、選挙の時期が早まる、どうなろうと国民の暮らし第一に選挙にのぞもう、と丁々発止でした。共産党はほんとうに楽しいところです。



妻の手作り夕ご飯はちらし寿司。

「地学のツボ」/総代会/間違った道

2009年03月02日 | 日々の活動


『地学のツボ』(鎌田浩毅著、ちくまプリマー新書)を読みました。

オビに「京大・人気講義の実況中継!」とあったら買わざるをえませんでした。

京大で毎年数百人の受講者を集めていて、しかもその大半は文科系の学生の「地球科学入門」の講義をベースとしています。

「地学に関するまったくの初心者にも親しみやすくなるよう…平易な言葉で語ってみた」とのことですが、私にはなにより「日本列島に住む意味に思いをめぐらせてくれることを願っている」著者のねらいが面白いと思いました。

さて職場では、改正生協法のもとでの初めての総代会を迎える準備です。

かたや、県議会でも市議会でも、国による医療費抑制策によって財政的に追い詰められた公立病院を、行政が手放す計画が示されています。

住民から見れば、社会保障をズタズタにしてきた道が間違っていたことが明らかになっているわけですが、この道を地域からただすときであることをつくづく思います。