あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

新聞切抜きと処分/「内部留保を雇用に」

2009年03月01日 | 日々の活動


毎度のことながら、時間をとれるときの新聞切抜きと処分をしました。

この間、市立病院民間移譲をめぐる問題に時間を費やしたこともあり、米軍再編、自衛隊海賊対策派遣、介護保険、農政、「おくりびと」と山形交響楽団、「非正規切り」などなど、見出しだけ見て頭に引っかかりながら、読めていなかった記事に目を通すことができました。



注目したのは「しんぶん赤旗」の「内部留保を雇用に」の見出しの小栗崇資駒澤大学教授の寄稿。

資本金10億円以上の製造業約5200社の01年度と07年度の内部留保と主要項目の変化の表が紹介されています。この期間に従業員数が96.2%にリストラされ、従業員給付は94.5%に低下、一人当たり給付額は98.3%にカットの一方で、配当金は335.3%の増加、役員給与・賞与は132.4%の増加です。

そして利益剰余金(内部留保)は135.9%の伸び。大企業は「内部留保は生産設備などに使われている」というものの、事実は、設備投資(有形固定資産)は96.8%に低下。

「企業が生み出した価値は労働者に回るのではなく、株主配当や内部留保に一方的に手厚く振り向けられています」。

バランスを欠いた内部留保のほんの一部を活用することで、企業の社会的責任を果たせる、と小栗教授は提起しています。