『中小企業のための経営改善術』(梶原陽二・柴谷真治著、時事通信社)を読みました。
著者の一人の梶原さんは、かつて同じ会社で働いた仲。「ヒマなときに読んで」と送ってくれました。
04年に中小企業診断士登録し、今は大阪商工会議所経営相談員も務め、同い年で00年から診断士の仕事をしている柴谷氏との共著。
中小企業の悩みや問題の解決に毎日取り組んでいると、「この施策を知っていれば、もっと違った方向に進んでいたのに」と思うこともしばしばだそうです。
国による支援策は、個別企業を中心とした施策から、企業間連携、異業種間連携など、複数の企業が共同して取り組む事業に対しての施策が増加しているそうですが、本書では、中小企業が直面する経営上の課題で頻繁に直面するジャンル、そしてできるだけ新しい施策を中心に、すぐに役立つ、賢く使って経営活力向上につながる支援策をピックアップしています。
第Ⅰ部が支援策を7章にわたって紹介し、第Ⅲ部がインターネットなどによるその情報源で、私がいちばん参考になったのが第Ⅱ部の「知っておきたい事業計画の作成方法」です。
事業計画は「自社の存在理由・存在価値を維持し高める方法や変革行動を組み立てたもの」ですが、これはいろいろ使えます。