あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

「決定的場面と日本共産党」/政党の言い分と行動の見きわめ

2008年11月13日 | 日々の活動




『決定的場面と日本共産党』(志位和夫著、新日本出版社)を読みました。

著者は共産党委員長で、本のタイトルは今年7月の日本共産党創立86周年記念講演の内容からとったものと思います。

収録されているのはその講演と、今年1月1日付けの「しんぶん赤旗」に掲載された経済同友会終身幹事の品川正治さんとの対談、2月の衆院予算委員会で若者をモノのように「使い捨て」にする働かせかたを告発し、人間らしい労働のルールをうちたてることを訴え、ネット上で大ブレークした質疑、4月に秋田県で行なった農業シンポジウムでの発言の4つです。

私なんかは、派遣労働問題での2月の質問と10月の質問をまとめ、資料も掲載して日本の労働現場の実態告発と、経済社会のルール確立についての方向の提言にしぼった本もほしかったな、と思ったりしますが、この本ははっきり言って面白いです。

政治とはいったい何が仕事なのか、生活者の視点とは何なのか、でたらめな政党の言い分や行動を見きわめるのにためになることは間違いありません。私はそう思いました。