はるかのひとりごち。

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南九州いったりきたりその13:熊本の青ガエル

2006年05月06日 23時00分06秒 | たびろぐ九州。

ちょっと寄り道しましたが、またまた南九州の旅レポに戻りま~す。

鹿児島から肥薩線で熊本まで戻ってきたわたしたちは、
そのまま次の駅、上熊本までやってきました。
JRの改札を出ると、すぐ隣にとっても小さくかわいらしい駅が。
熊本電鉄の上熊本駅。こちらから、あるお目当ての電車に乗りこみます!


こちらがそのお目当て、熊電の「青ガエル」くん。
この、まん丸いお顔の青ガエルくんは、むかし東急で活躍していた車両。
愛嬌があって、なかなかかわいいでしょ??おにぎりみたいで(笑)。
東急を引退後、あちこちに転属していった青ガエルくんですが、
今ではここ熊本電鉄の上熊本-北熊本間だけでがんばっている、貴重な車両です。
以前は熊電カラーで走っていたんですが、何年か前に東急時代の緑色に戻されました。


ボディがまん丸だから、ドアまでまん丸(笑)。
このカーブ、他ではなかなか見かけないですよね??


なんとっ!車内のつり革には「109」の文字がっ!
熊本にいながらにして、渋谷気分が味わえるとは思いもしませんでした(笑)。
こういうのがそのまま残ってるのって、なんかうれしいよね。
といっても、東急で現役だった頃には、実は乗ったことなかったのです。
なので、ここで初乗車となりました。


青ガエルくんでたどり着いた北熊本駅で、こんな1日乗車券を購入。
この青ガエルくんがデザインされた、切符型のキーホルダーとなってます。
ただこれ、お値段1500円。
正直、何回か往復しないと元は取れません。が、記念としてはいいよね??


せっかく1日乗車券も買ったので、全線制覇を目指し、
北熊本から乗り換え、終点藤崎宮前駅へと向かいます。
途中、こんな併用軌道区間があるのが、熊電の魅力のひとつ。
電車と乗用車、歩行者同士が間近に迫る街の風景。
ここは降りてじっくり撮影したくなる、お気に入りのポイントです。


藤崎宮前駅に到着。なんとこの車両も青ガエル同様、
ここ熊本で第2の人生を歩んでいる、元都営三田線の車両なのです。
確かインドネシア辺りにも飛んでおり、
世界を股にかけ活躍している荒くれモノ(え??)。
「東京都交通局」の銘板も、今だ健在でありました。

そして、今度は折り返して反対側の終点、御代志駅へと向かいます。
ちょうど夕方の通学時間帯に突入し、
沿線の学生さんたちで車内は賑わう中、30分ほどで終点に到着。


御代志駅のホーム。あれ??なんかヘン???
この駅、なんと反対ホームがバス乗り場になっているんです!
かつてはここから先、菊池温泉方面まで路線が延びていたのですが、
20年ほど前に廃線となり、いまではバスの折り返し場として使われています。
電車を降りてバスを待つ、バスを降りて電車を待つ、
そのホームが同じ、ってなかなかおもしろい光景ですよね~。
そんな熊電に乗って、熊本市内へと戻ります。
このあとは、今回の旅のラストを飾る、ウマいものの登場です

「その14」へつづく~♪