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フルーティスト大久保はるかのブログです

2年前の話

2013年03月13日 00時00分00秒 | Weblog
2年前の3月11日の話をします。

この期間、横浜市内とある区役所にて朝の8:45からフルタイムで働くアルバイトをしていた。幸か不幸か、11日は体調を崩しバイトを欠勤し、家で休んでいた時の大惨事だった。

幸い、出勤先は徒歩で30分程度のところにあるので、次の日12日は歩いて職場に向かった。

役所に着いたら、上の階から下の階までぜーーーんぶ、全員、職員が勢ぞろい。誰一人として欠勤者がいない!!!床に置くタイプの非常灯が数メートルおきに設置され、準備万全。

そして各課の会議真っ只中の静粛な雰囲気。こんな風景、いまだかつて見たことがない。本当にびっくりした。

聞けば、11日の夜、職員全員、ひとりひとりに電話があり、「明日、相鉄線をはじめ、電車が止まります。どんな手段を使ってでも、明日7時!(いや、6時半だったかな・・忘れたけど、尋常じゃない時間指定だった)までに、職場に来るように。」という指令がセンター長から出されたそうです。

車、バス、自転車、徒歩。真夜中に家を出発したひとも大勢いたそうです。

職員の人にお話を聞けば、「こういった惨事の時に、役所が開いていない(機能していない)というような事態となっては、それを見た住民の方々がパニックに陥ってしまう懸念がある。中には不安になって役所にかけこむお客様がいるかもしれない。そういった人たちに、まずは安全と、そして安心感を与える義務が我々公務員にはある」というようなことを言わた、とのこと。

大したものです。日本のお役所は捨てたもんじゃないです。