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フルーティスト大久保はるかのブログです

アレクサンダーテクニーク個人10回目

2010年03月30日 21時08分02秒 | アレクサンダーテクニーク
先生「今日はなにかテーマはありますか?」

私「今日は楽器を演奏します。昨日までのグループレッスンでは試さなかったですし、ちょっと気になることが出てきましたので。」

私「えっと、前回の個人レッスンのときに先生がおっしゃったこと、「自分のからだについてボディ・マッピングをするときのように、フルートという楽器に対して、構造等をマッピングしてみたらどうか」というコメントが印象に強く残っています。」

「で、全くその通りだと思いまして、あらためてよく楽器を観察した所、発見がありました。」

「右手、について、親指は楽器を支えるためにあります。ですので残り4本の指をキーの上に持っていって動かす、のがフルートなのですが・・・・」

「ほんとに、バカなんですけど、私!、よーく楽器を見てみたら、人差し指、中指、薬指、の3本を置く所はまっすぐ横一列に配列されています。で、小指、を置くところだけは、斜め45度手前に傾いた位置にある(セッティングする)んでした!!!」

「人間だれでも、小指は極端に短いですよね。そのことを考慮してのキーの位置、の設定、なんですよね、楽器って、「人間」が演奏する、ということを目的に歴史的にも改良されながら発展してきて、今の形、になってるわけでーー。」

「なーので、指をまるく、とか、手首の位置がどう、とか、そんなに気にしなくて、大丈夫かも、と、思ったんです」

「そうしたら、今まで長時間音を出していると、右手小指からひじにかけての筋が疲れてきて痛くなったりしてたのが、、、ぷっつり、なくなりました」

先生「わあ~!(目がキラキラっ)すごい!!」

私「でもお!!それで、右腕全体もすごくラクになったんですが、じゃ、右腕はOKとして、左腕はどうなんだ?と考えだしたら、、、、大変で、なんか左腕から背中にかけてのどっかの筋がキーンって痛くなったりして困ってます」

先生「それでは、楽器を吹くときのように口にあてて構えてください。でも音は出しません。」

そして背後から軽いボディタッチをする。キーンと痛くなる、と私が指差した場所も、サッとひとなで?する。

その瞬間、ある種の筋肉のハリ(緊張)がとれて、もうすでに痛くもかゆくもない状態になる。

先生「今、どんな感じですか」

私「ええっと、今は、構えただけで、音は出さない、とわかっているからかもしれませんが、特に変な緊張感はない、ラクな気持ちです」

先生「そのまま、演奏できそうですか」

私「えっと、今はかろうじて唇のところに楽器を持っていっているだけで、唇と楽器が平行になっていませんので、これでは音は出ません。」

先生「それでは音を出せる所まで動かすとどうなりますか」

私「えっと、このようにすこし右側に首をかしげないと・・・(といいつつ移動)」

先生「それでは、音を出してみてください」

ヒョロロローーーン

え?なんか調子いいんですけど?

ちなみに、この間、先生は私のからだの、主に首のあたりから、肩、背中、にかけて、ボディタッチをし続けている。

ボディタッチといっても、ほんの少し触れるか、触れないか、ぐらいのこと。

こんなことで、自分のからだが宙に浮いたみたいに軽くなり、スムーズに「演奏をする」という動作に移行できるのだ。

なんでだろう・・・

と、考えすぎはよくないみたい。

先生「演奏をする、という以前に、少し考えすぎてしまっていますね」

私「はっ、、、はい。(そういえば最近)そうです。結論もでないことをあれこれ思っていあす」

先生「あれこれ考えるのはいいのですが、その考えている時、の自分、をもっと上の方、高い所、中立的なところ、から、観察する、ようにしたら、どうですか」

私「はっ、、、、そうですね、そうします。私考え込んでるときっって、気が付くと呼吸を止めている?もしくは呼吸が浅くなってしまっているときがあるみたいです。大きいため息をついて、戻したりしてますので・・・そうか、呼吸の循環が崩れるんですね、きっと」

今日も世紀の大発見でした