都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「阿部未奈子展」 BASE GALLERY
BASE GALLERY(中央区日本橋茅場町1-1-6)
「阿部未奈子展」
11/20-12/20

風光明媚な山裾の景色が、激しい揺らぎを伴った色面へと還元されました。同ギャラリーでは2年ぶりとなる阿部未奈子の新作個展です。BASE GALLERYへ行ってきました。
上記DM作品、「scene no.16」を見ても、どこかCG処理をした図像のように思えますが、実際に阿部は、様々な風景写真を一度PCに取り込み、エフェクトをかけた上で、このような独特の景色を作り上げています。森がうねり、空が揺らぎ、また大地が掻き乱される様子は、美しい野山を抽象世界へと誘いました。かなり特異です。
とは言え、阿部の面白さは、こうした図像処理よりも、その半ば『出力』を、油絵具によっていることにあるのではないかと思います。画像だけでは到底判別出来ませんが、驚くことに作品は全て油彩キャンバス画です。出来上がった画像をマスキングするかのようにローラーで丁寧に塗り分けています。デジタルな像と彩色という手仕事が奇妙な形で融合していました。
今月20日までの開催です。
「阿部未奈子展」
11/20-12/20

風光明媚な山裾の景色が、激しい揺らぎを伴った色面へと還元されました。同ギャラリーでは2年ぶりとなる阿部未奈子の新作個展です。BASE GALLERYへ行ってきました。
上記DM作品、「scene no.16」を見ても、どこかCG処理をした図像のように思えますが、実際に阿部は、様々な風景写真を一度PCに取り込み、エフェクトをかけた上で、このような独特の景色を作り上げています。森がうねり、空が揺らぎ、また大地が掻き乱される様子は、美しい野山を抽象世界へと誘いました。かなり特異です。
とは言え、阿部の面白さは、こうした図像処理よりも、その半ば『出力』を、油絵具によっていることにあるのではないかと思います。画像だけでは到底判別出来ませんが、驚くことに作品は全て油彩キャンバス画です。出来上がった画像をマスキングするかのようにローラーで丁寧に塗り分けています。デジタルな像と彩色という手仕事が奇妙な形で融合していました。
今月20日までの開催です。
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