北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

『ペルー アンデス文明展』@首都博物館

2021-06-07 18:47:13 | 北京暮らし おでかけ編

中国とペルーは今年国交50周年。

 

 

 

 

ペルー アンデス文明展。

首都博物館へ行ってきました。

 

 

 

常々、中国の展示は見せ方が上手だなあと思うのですが。

 

 

 

 

今回も格好いい!

(この奥に展示されているのはミイラ!)

 

 

 

 

これは!?

ナスカ文化にも触れているので、地上絵をイメージした展示。

 

 

 

さて、南米のアンデス文明と聞いて思い浮かぶのは。

 

 

 

 

黄金。

紀元前1200年から紀元前500年の間。 よ~く見ると人3人、人をイメージしたものがあり、一人は正面を向いて残りの二人は側面なのだけど人というよりは獣のよう。

専門家によると、これらは本来筒状のもので、宗教的な衣装の上につけられていたのではないかとのこと。

 

 

 

 

 

こちらは、男性貴族が身に着けていた髪飾り。

重そう・・・。

 

 

 

今回、このような金の展示は一部のみ。

その他の内容がこれまた私好みの実に興味深い展示物でした!

 

 

 

 

こちらのお目目ぱちくりさんは、ナスカ文化、ミイラをイメージした陶瓶。

 

 

 

 

フォルムが丸いのはミイラが布でまかれていたから。

 

 

 

 

 

こちらもナスカ文化。

ある生き物をイメージしているのですが、わかりますか?

 

 

 

答えは。

 

 

 

シャチをイメージした神。

これはナスカの地上絵にもみられるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ナスカ文化。水神のイメージ。

口からべろ~っと出ているのは、オタマジャクシからカエルへの3匹。

 

そのすぐそばの画はナスカ人にとって水と深い関わりがあるとされるツバメ。

 

 

 

 

反対側はこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

ナスカ文化。陶鼓。

下2段には女性、一番上には魚の体を持つ人化生物。

 

 

 

 

モチェ文化。トカゲをイメージ。

モチェの神話ではトカゲは特殊な能力を持つとされ、太陽神や死神と一緒に登場することが多いそう。

 

 

 

 

レクアイ文化。紀元400-600年ごろ。

儀式を描いたもので、中心の人に向かって周りの者もみな杯を手に乾杯しているのだとか。

 

 

 

 

 

チムー文化。陶瓶。

9人の人物が配置され、一番右側、月のような被り物をしている最も敬われていると思われる人物とともに何かお祝いのシーンを描いているそう。

 

 

 

 

ワリ文化。男女の神が描かれた陶器。

発見時は100個以上のカケラだったことから、祭に使用された後は粉々にして埋める習慣だったことがわかります。

 

 

 

特に気になった展示物をざっとご紹介しましたが、本当にどれもこれも

「ほんまにこの時代にこれが!?」

と信じられないようなデザイン性の高さ。

 

 

 

国家博物館で目にした中国古代の文明もすごかったけど、南米の文明もまた圧倒的な存在感を放つ素晴らしいものでした。

 

 

 

 

首都博物館でも、最近人気のご当地アイスを。

 

 

8月22日まで開催中なので、時間を見つけてまた是非じっくり参観したい展覧です。

 



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