Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

フォルクスオパー「微笑みの国」18.3.2008

2008年03月19日 06時09分24秒 | Weblog
有名なこのオペレッタ、いままで一度もみたことがなかったので楽しみにしていってきました。私より先によっしーとじゅんなさんが見ていたので、感想を聞くと、「後半、小ネタが多い。」確かに!あの2メートルの大黒さんと布袋さんとビリケンさんを足して割ったような金色の仏像、それもバンザイ姿勢はなんだったのでしょうか?

それでも、舞台美術はきれいだったし、演出も悪くなかったですよ。中国人がみたら「絶対違う」と言うと思いますが、ヨーロッパ人のアジアへの憧れをうまく舞台に乗せたように思います。また当時の人々が(いや、今でも!)垣間見た文化や、考え方の違いもわかりやすくオペラにしているので、楽しめました。(これが日本の話だと、また感じ方が違うと思うのですが、中国のことなので、まぁこんなもんだよなぁという軽い気持ちで見れました。)

一番わらったのは、5人の女性が、中国の王子を口説く前に…
「ねぇねぇ・・・あのさぁ」
「あっ、あたしつきあった経験あるよ、エジプト人だったけど。」
「あたし、フォアアルベルク人。」

このジョークわかります?これわかる人はオーストリアを良く知ってる人だと思います。そう、フォアアルベルクはオーストリアでした。

主人公の中国人男性役(一番下)をこの名前だと韓国の歌手だと思いますが、演じていました。高音が特に伸びる、美しい声でしたが、時々音が切れる。これは私も昔よく言われたことなので、今日はじめて「これかぁ」と実感しました。おそらく今でも調子が悪くなると、この癖が出るでしょうから、自覚できてよかったです。それから、フォルクスの舞台にドイツ語のセリフしゃべって出るくらいだから、ドイツ語わかってるんだと思います。でも、わかっているのと、わかっているように歌っているのは違うんだというのも、再確認。となりのオーストリア人のドイツ語は女性の声だしかなり聞き取りにくいんです。でもわかっているように聞こえる。これって何なんでしょうねぇ?

フォルクスに行く途中にアイスや開店しているのを発見。冬の間閉まっていたんですが、暖かくなったので開いたみたいです。「よ~し、帰りは絶対アイスだ!」とかなり気合を入れないと、5度の寒さでアイス屋は行けません。ましては「冬はアイスを食べてはいけない。」と育ってきたので、冬のアイスは抵抗があります。それでも一番小さなのを買って、震えながら道々食べました。知ってる人いないので気が楽です。

RegieBeverly Blankenship
BühnenbildHeinz Hauser
KostümeElisabeth Binder-Neururer
unter Mitarbeit vonSusanne Bisovsky (Wiener Chic)
ChoreographieAllen Yu

DirigentSascha Goetzel
LisaUrsula Pfitzner
LoreDagmar Bernhard
FiniTheresa Prammer
FranziRoswitha Straka
VallyMaria Schuchter
ToniAnja Meinhardt
Fu-Li / MiKatja Reichert
Graf Ferdinand Lichtenfels / TschangPeter Pikl
Graf Gustav von PottensteinDaniel Schmutzhard
Ein General / ObereunuchGerald Pichowetz
Prinz Sou-ChongKi-Chun Park
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