ウィーンの国立歌劇場やフォルクスオパーも9月から新シーズンが始まりました。
ホームページにはウィズコロナの「新しいルール」が記載されています。
マスクは必須。チケットはできれば前日までに取りに来てください。
1メートルのソーシャルディスタンス。
手洗いやトイレなども気をつけてください。
途中で席を変わらないこと。などなど。
座席表をみれば、今まで7人座っていたロージェが、3人になっていたり、最初から販売されていない席があります。
そして、面白かったのが、
Verzichten Sie auf Bravo-Rufe und applaudieren dafür umso lauter.
Bravo-Rufe は、ブラボーと大きな声で叫ぶこと。
単語を訳すと、
あきらめる-あなた-について-ブラボーと叫ぶこと-そして-拍手する-そのために-いっそう-にぎやかに
訳すると、「ブラボーをあきらめて、大きな拍手をしてください。」
イタリアのオペラ座では、下手な役者にはトマトやトイレットペーパーが飛んでくるという噂は聞いたことがありますが、ウィーンでも一度だけトイレットペーパーが飛んだのをみたことがあります。
反対に素晴らしい歌手や演奏、演出には、ブラボーが飛びます。私も若い時にはたまに叫んでいました。
ウィーンのブラボーなしは、日本の相撲観戦で座布団投げちゃいけないって感じでしょうか。
オペラ座の一番上のギャラリー立ち見から、オペラそのものと、ホール全体の熱気を感じながらオペラを見ていたのが懐かしいです。いつかまたそんな日が来ることを願って。