Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ウィーンの国立歌劇場も新シーズン

2020年09月02日 08時36分04秒 | ドイツ語

ウィーンの国立歌劇場やフォルクスオパーも9月から新シーズンが始まりました。

ホームページにはウィズコロナの「新しいルール」が記載されています。

マスクは必須。チケットはできれば前日までに取りに来てください。

1メートルのソーシャルディスタンス。

手洗いやトイレなども気をつけてください。

途中で席を変わらないこと。などなど。

座席表をみれば、今まで7人座っていたロージェが、3人になっていたり、最初から販売されていない席があります。

そして、面白かったのが、

Verzichten Sie auf Bravo-Rufe und applaudieren dafür umso lauter.

 

Bravo-Rufe は、ブラボーと大きな声で叫ぶこと。

単語を訳すと、

あきらめる-あなた-について-ブラボーと叫ぶこと-そして-拍手する-そのために-いっそう-にぎやかに

訳すると、「ブラボーをあきらめて、大きな拍手をしてください。」

イタリアのオペラ座では、下手な役者にはトマトやトイレットペーパーが飛んでくるという噂は聞いたことがありますが、ウィーンでも一度だけトイレットペーパーが飛んだのをみたことがあります。

反対に素晴らしい歌手や演奏、演出には、ブラボーが飛びます。私も若い時にはたまに叫んでいました。

ウィーンのブラボーなしは、日本の相撲観戦で座布団投げちゃいけないって感じでしょうか。

オペラ座の一番上のギャラリー立ち見から、オペラそのものと、ホール全体の熱気を感じながらオペラを見ていたのが懐かしいです。いつかまたそんな日が来ることを願って。

 

 

 

コメント (2)
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