舞鶴から帰ってきました。ものすごく疲れていますが、反面、とても充実して、やりきった満足感いっぱいです。いろいろ書きますが、順番がめちゃくちゃです。
28日から舞鶴に入ったのですが、最初気付かなかったのです。生徒が全員楽譜を持たずに、暗譜していることを!先生に言われて初めてそれに気づき、びっくりしました。もちろん女子なんかは早くから暗譜していましたが、その気のない男子もいたわけです。なのに、全員が暗譜している。みんなで盛り上げて、第九を成功したいという気持ちになっているのが本当によくわかりました。
子供たち、たいへんなんですよ!この第九だけでなく、次の日が文化祭なので、もう一度違うバージョンで第九、そしてクラス対抗の合唱を2曲、他にも演劇などなど、よくそんなにたくさんあるのに、やっていけるなぁと思うくらい抱えています。なのに、とても集中してくれていました。
あんなに頼んでも、お願いしても、何をやっても声を出してくれなかった男子も、すごく大きな声で歌っているんです。女子に頑張れと言いたくなったくらいです。
本番は、二人の先生にきれいなドレスを着て、ソリストとして舞台にでてもらいました。最初「ドレスで出るのは、先生がやりすぎで浮いているみたいにならないか?」と心配の声もありましたが、いつもは体育会系の先生が、まぁきれいになっているので、女子は素直に「先生きれい~」。男子たちは、ビックリして二度見する子、下向いてニヤニヤする子、ほぉ~と声を出す子など、反応は様々でしたが、どれも好評で、自分たちが自分たちの先生と一緒に、この曲を歌うんだというのが実感してきたようでした。
本番前に、最後の挨拶をさせてもらいました。私は前から記憶喪失なので、今回もほとんどの生徒の名前は覚えられなかったし、顔もいつまでおぼえているかわかりません。でも、今日この第九をやったことは絶対忘れないと思うので、みなさんも覚えていられるように、一緒に精いっぱいやりましょうって。もうそこで泣いている子、約1名。
さて、本番。とにかくエネルギーがすごいんです。生徒全員が私の次の指示を待っている。100人の子供たちです。すごいエネルギーを感じました。そして、いままで全くできなかった、指揮を感じてのクレッシェンドや、ピアノができるんです。本番で初めて!
途中の長い間奏の間、私は生徒一人一人の顔を見る約束をしました。一人一人が私の顔が自分の方を向くのを待っていてくれました。とても強い視線で、自信にあふれた顔で、私とコンタクトを取ろうとしてくれました。一人ずつ、今日のこの舞台を、この時間を確認するかのような、そんな時間でした。この時間は、本当に至福の時間でした。
そして、あの有名な部分がやってきました。もうたぶん誰も何にも怖くなかったと思います。1000席はありそうなホールが、子供たちの歌声で包まれていました。
あんなに難しかった、途中の静かな部分も、ちゃんとメリハリできてるし、フーガも素晴らしかったです。そしてクライマックス。
終わった後、泣いている子、ぼーぜんとしている子、満足げな子、いろいろいました。彼らも、あと数年たったら、指揮者がおばさんだったことくらいしか覚えていないでしょうけど、でも、この演奏会のことは絶対忘れないだろうなと確信しました。
毎回毎回、舞鶴まで行くのは本当にたいへんで、帰ってきてから、必ず次の日、マッサージに行かないと身体が動かないくらいのハードな内容でしたが、やってよかったです。演奏会の後、市の偉い方などもほめてくださり、知らない先生や、観客の方からも声をかけていただきました。子供たちも今日はきっと興奮して眠れないことでしょう。(校長先生、終わって1時間以上たっているのに、まだ目が赤かったですもん)
由良川中学の音楽の先生が、教え子のみやちゃんだったということから、始まった今回の演奏会。本当に最初は「ちょっと教えてほしい」だったんです。それが、あれよあれよという間に、第九になり、二つの中学校の合同演奏になり、体育館がホールになっていきました。
両校のたくさんの先生に協力していただきましたし、それ以外にもいろいろな人に助けてもらいました。一人では絶対できないことです。その中の一人に自分がいたということが、不思議ですし、いられたことがとてもうれしいです。
そして、もうひとつ大発見!今までいろいろやってきてるので、もちろんコーラスの指揮もやりましたが、もし、本当の指揮者が、いつもこのエネルギーを感じているのだったとしたら、歌い手が一度舞台に出たらやめられない以上に、やめられないと思います。もし今日の演奏がピアノでなくオーケストラだったら?次に生まれてきたら、まだ歌手がいいなぁと思っていましたが、指揮者の方がいいなぁと思ったくらいです。
素人です。中学生です。でも一生懸命って、すごいエネルギーを生むし、感動も生むということを、再確認しました。いつもこんな演奏会でありたい。そう思いました。
この年齢でまだこんな楽しいことをさせてもらえた。もしかしたらもうちょっと生きていたら、またおもしろいことに当たるかもしれないと思いました。感謝です!
28日から舞鶴に入ったのですが、最初気付かなかったのです。生徒が全員楽譜を持たずに、暗譜していることを!先生に言われて初めてそれに気づき、びっくりしました。もちろん女子なんかは早くから暗譜していましたが、その気のない男子もいたわけです。なのに、全員が暗譜している。みんなで盛り上げて、第九を成功したいという気持ちになっているのが本当によくわかりました。
子供たち、たいへんなんですよ!この第九だけでなく、次の日が文化祭なので、もう一度違うバージョンで第九、そしてクラス対抗の合唱を2曲、他にも演劇などなど、よくそんなにたくさんあるのに、やっていけるなぁと思うくらい抱えています。なのに、とても集中してくれていました。
あんなに頼んでも、お願いしても、何をやっても声を出してくれなかった男子も、すごく大きな声で歌っているんです。女子に頑張れと言いたくなったくらいです。
本番は、二人の先生にきれいなドレスを着て、ソリストとして舞台にでてもらいました。最初「ドレスで出るのは、先生がやりすぎで浮いているみたいにならないか?」と心配の声もありましたが、いつもは体育会系の先生が、まぁきれいになっているので、女子は素直に「先生きれい~」。男子たちは、ビックリして二度見する子、下向いてニヤニヤする子、ほぉ~と声を出す子など、反応は様々でしたが、どれも好評で、自分たちが自分たちの先生と一緒に、この曲を歌うんだというのが実感してきたようでした。
本番前に、最後の挨拶をさせてもらいました。私は前から記憶喪失なので、今回もほとんどの生徒の名前は覚えられなかったし、顔もいつまでおぼえているかわかりません。でも、今日この第九をやったことは絶対忘れないと思うので、みなさんも覚えていられるように、一緒に精いっぱいやりましょうって。もうそこで泣いている子、約1名。
さて、本番。とにかくエネルギーがすごいんです。生徒全員が私の次の指示を待っている。100人の子供たちです。すごいエネルギーを感じました。そして、いままで全くできなかった、指揮を感じてのクレッシェンドや、ピアノができるんです。本番で初めて!
途中の長い間奏の間、私は生徒一人一人の顔を見る約束をしました。一人一人が私の顔が自分の方を向くのを待っていてくれました。とても強い視線で、自信にあふれた顔で、私とコンタクトを取ろうとしてくれました。一人ずつ、今日のこの舞台を、この時間を確認するかのような、そんな時間でした。この時間は、本当に至福の時間でした。
そして、あの有名な部分がやってきました。もうたぶん誰も何にも怖くなかったと思います。1000席はありそうなホールが、子供たちの歌声で包まれていました。
あんなに難しかった、途中の静かな部分も、ちゃんとメリハリできてるし、フーガも素晴らしかったです。そしてクライマックス。
終わった後、泣いている子、ぼーぜんとしている子、満足げな子、いろいろいました。彼らも、あと数年たったら、指揮者がおばさんだったことくらいしか覚えていないでしょうけど、でも、この演奏会のことは絶対忘れないだろうなと確信しました。
毎回毎回、舞鶴まで行くのは本当にたいへんで、帰ってきてから、必ず次の日、マッサージに行かないと身体が動かないくらいのハードな内容でしたが、やってよかったです。演奏会の後、市の偉い方などもほめてくださり、知らない先生や、観客の方からも声をかけていただきました。子供たちも今日はきっと興奮して眠れないことでしょう。(校長先生、終わって1時間以上たっているのに、まだ目が赤かったですもん)
由良川中学の音楽の先生が、教え子のみやちゃんだったということから、始まった今回の演奏会。本当に最初は「ちょっと教えてほしい」だったんです。それが、あれよあれよという間に、第九になり、二つの中学校の合同演奏になり、体育館がホールになっていきました。
両校のたくさんの先生に協力していただきましたし、それ以外にもいろいろな人に助けてもらいました。一人では絶対できないことです。その中の一人に自分がいたということが、不思議ですし、いられたことがとてもうれしいです。
そして、もうひとつ大発見!今までいろいろやってきてるので、もちろんコーラスの指揮もやりましたが、もし、本当の指揮者が、いつもこのエネルギーを感じているのだったとしたら、歌い手が一度舞台に出たらやめられない以上に、やめられないと思います。もし今日の演奏がピアノでなくオーケストラだったら?次に生まれてきたら、まだ歌手がいいなぁと思っていましたが、指揮者の方がいいなぁと思ったくらいです。
素人です。中学生です。でも一生懸命って、すごいエネルギーを生むし、感動も生むということを、再確認しました。いつもこんな演奏会でありたい。そう思いました。
この年齢でまだこんな楽しいことをさせてもらえた。もしかしたらもうちょっと生きていたら、またおもしろいことに当たるかもしれないと思いました。感謝です!