Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ルーブル展行ってきました

2009年07月30日 18時02分42秒 | Weblog
ルーブル京都展を見てきました。フェルメールまでは込んでいましたが、この後はみなさん早足でスルーされるのか、思ったほどではなかったです。全部よ~く見えました。

出展数は70作品ほどで少ない方だと思いましたが、それでもゆっくり見たら2時間タップリかかりました。

今日はずっといろいろ話をしながら見ていましたが、あほな会話も多く・・・

例えば、デカルトの肖像画があったのですが、「あっ、この人知ってる!」とS-3さん。「いや~お知り合いですかぁ」と言ったら、前のおばさん吹き出してました。(デカルトさんは私たちのこと知らないんですけど、教科書で見たことのある顔だったんもんでつい)

スペイン王女マルガリータの肖像画もありました。そう、ウィーンでは青いドレスを着ているあの子です。3歳くらいの時の、かわいい表情の絵でしたが、これって、スペインが「うちの子ですねん、どうでっか、おたくの嫁に。」と各国に見合い写真がわりに配った絵なんですかね?

改めて気がついたのは、17世紀にカトリック普及をもくろんで描かれた、たくさんの聖母像、聖人、またヨハネやマタイの絵があるのですが、ある解説に「当時はこのような本(分厚い製本された本)はなく、また衣裳も作者の想像」みたいなことが書いてありました。いままでいろいろな絵を見て、それを元に想像していたのですが、考えてみれば17世紀は古いけど、キリストが死んでから1700年近くたっているのですから、昔そんな資料があったわけでなく、そう考えると、ここにある数々の絵、すべて想像か!と気がつきました。

そして、私の記憶の話。昨日ベルリンの美術館で、フェルメールの話を書きましたが、やはり私の記憶力はおかしい。今日S-3さんに「あれはドレスデンで見たんです。」と訂正を受け、その上、私が見たとする「黄色い洋服に真珠のネックレス」ではなく、私が見たと思っていた絵は、解説してくれた女性がこれから見に行きたいと言っていた絵の内容だったのです。(それを私は見ていませんが、話を聞いた絵の内容が、記憶の中では、見た絵にすり替わっていたのです。)

S-3さんはわたしよりずっと年上なのに、ちゃんと全部覚えていましたが、私のこの記憶力いったいどうしたらいいんでしょう?

鑑賞後は、すぎもっちゃんお勧めの冷麺を食べようと思ったのですが、並んでいたので、となりの洋食屋へ。そこが以外と味も雰囲気もよくって、またピアノもあり、お客さんがいない時に試しに歌わせてもらい音響の確認もOK、秋に一度もみじ鑑賞が出来る時期を選んでコンサートをするかもしれません。お楽しみに。
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今日は仕事、明日は京都へ

2009年07月30日 00時33分05秒 | Weblog
一日本当に良く働きましたという言葉でしか表現できない一日でした。一日の労働時間は正味で12時間ですもの。

明日は休日にして京都のルーブル展を観に行ってきます。「大阪の方がいいのに」と言う人もいるのですが、ベルリンで行った美術館で、惹かれる1枚を見ていて、「誰の作品だろう・・・」と言っていたら、後ろから「フェルメールです。私は彼の作品を全部見るために、世界を旅しているんです。」という日本人女性に声をかけてもらい、解説までしてもらいました。

なので、せっかくのルーブル、そして1枚だけですがフェルメール、このあたりを目的に、まずは京都へ行って見ます。

一つ心配なのは人出。昔、ゴッホ展に行った時、人が多すぎて絵どころではなかったので、それ以来日本ではほとんど美術展に行っていません。ヨーロッパの美術館では、逆流も椅子に座ってゆっくり見るのもOKなので、上野にパンダが来た時のような鑑賞はしんどいです。なるべく空いていることを祈ります。

お昼ごはんは近くの美味しい店をいくつか教えてもらったので、そのへんで。


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