Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

「ごくろうさま」という言葉

2006年07月29日 22時32分43秒 | Weblog
朝起きたら、今日はえらい筋肉痛でした。
階段の上り下りは特にきつい。
レッスン場で踊れたものが、一人になるとできないし、
なぜか飛べない。なんで?

さて、先日のニュースに、文化庁の国語の担当の調査で、「ごくろうさま」が「お疲れ様」を侵食しているという記事があった。
私はこの「ごくろうさま」が大嫌い。
この言葉は目上の人から、下のものへねぎらいの言葉をかけるときに使うもので、これを目下や同等の人からかけられると、ほかのどんな日本語よりムカっとくる。

私の中で唯一の例外は、公僕の人や、公共のために働いている人へは「ごくろうさま」を使うことがある。例えば、自治会で庭木をみんなで切っているときなんかは、「ごくろうさまでございます。」というおばあちゃんの一声が頭の中をよぎる。でも私個人は使わない。

その「ごくろうさま」が最近の日本語のみだれにともなって、若い人から目上の人へ使われるように徐々になってきているらしい。あ~いやだ~。
私など日本語は乱れに乱れているが、それでもこの「ごくろうさま」のラインは必死で守りたいと思っている。乱用は避け、「おつかれさま」や「ありがとうございます。」を使うようにしたいものです。

「乱用」で思い出した。昨日、電車の中で他の人が持っていた、うちわのメッセージ。たぶん麻薬やシンナー撲滅運動の文章だったけど、それが「麻薬やシンナーの乱用はやめましょう。絶対。」というもの。
「乱用」って一定の規定以上を超えて使用すること。麻薬やシンナーって一定の基準を超えなければ使用していいのか?と疑問に思った。

亡くなったおじいちゃんが、「もういぬか~」(もう帰るのか?)と言っていた、地方ごとに方言があって、やわらかい日本語が聞こえていた時代がなつかしい。

コメント (2)
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