Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

お誕生日ありがとう。

2005年06月01日 13時29分45秒 | Weblog
今日は41回目の誕生日。朝早くからたくさんの方にお祝いメールいただきました。
本当にありがとうございます!
今年は今のところパーティとかしない(公演前なのでできない)ので、よかったらブログにも「お祝いカキコ」お願いします!

さて、お誕生日は毎年違うことをしよう。違う祝い方をしようと思って、いままでいろいろやってきました。パーティ。旅行。映画。飲み会。一人静かに瞑想。スパ。などなど・・・。
今年は公演前ということもあって、何もできないので、これから髪をカラーしに行って気分を変えるくらいです。

41年ですから、人生は(あまり長生きはしないと思いますけど)まあ、折り返し地点ということにしておきましょう。でも、「歌う」ことに関しては、うまくいってもあと10年がピーク。その後うまく長らえても、あともう10年なので、最近はよく「残された10+10年」でどんな曲を歌っていこうかと、いろいろ考えてしまいます。
また、60才で退職という会社員とは違い、引き際を自分で決めないといけない職業なので、その線引きも難しく、また人それぞれです。

ある有名な歌手は「世界中のどこでかはわからないが、私がブラームスとヴォルフのプログラムで演奏会をしたら、それが最後の演奏会です。」と言って、一番いい時期に、いつのまにか引退した歌手もいますし、ルチアポップという歌手は癌をかかえたまま、よろよろしながら舞台にあがり、最後の演奏会をしました。私はそこに居合わせましたが、お客はだれもそのことを知らず、2ヶ月後に亡くなってはじめてそれが最後の演奏会だと知りました。ルードヴィッヒの最後の演奏会にも運良く行くことができましたが、楽屋で「これで風邪が引けるし、孫と遊べる。」とよろこんでいました。日本人歌手でも70才になっても現役で歌っておられる方もいますし、声がでなくなるわけではないので、その選択は本人にまかされ自由に決めることができます。
まあ、いつ引退してもいいように、全力で毎日やってればいいのでしょうが・・・

誕生日なのでまじめに考えてしまいました。
コメント (8)
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