クリスマスの後の気分転換もかねて、ちょうど上演していた「レ・ミゼラブル」を見に行きました。いつも思いますが、デンマークはこうして見たいと思ったときに、わりとすぐに切符を手に入れられるのは、日本から見るととてもいいところ。それでも非常に人気のあるコンサートなどですと、やはり日本と同じように、だいぶ前に予約しなくてはならないということもあるようです。ちなみに今年の夏、コペンハーゲンでU2のコンサートがあるそうですが、クリスマスに会った友人は、彼の友人達と協力し合って電話をし、やっとチケットを手に入れたという話をしていました。
「レ・ミゼラブル」はDet Ny Theaterというところで上演されていたのですが、この劇場がとても素敵でした。この建物自体のことはよくわからないのですが、マナーハウスのような感じの、こじんまりという表現がぴったりの劇場ですが(それでも千人収容)、とても居心地のいい劇場です。アーケードをくぐって入口を入り、チケット売り場を抜けて階段を上がると、大きなクリスマスツリーが出迎えてくれました。
この劇場は地下にレストラン Theaterkaeldren を持っていて、見終わった後の深夜にも食事が取れるようになっています。特に寒い冬、レストランやカフェを探して歩き回ったりせずに、そのまま一緒に見た人と食事をし、劇場の余韻に浸れるのはとてもよさそうです。きっとまわりのお客さんたちも同じ演目を見た人達で、皆、ざわざわと興奮を分かち合っていることでしょう。「レ・ミゼラブル」の終了が23時で、私たちは子どもが気がかりでそのまま帰り、寄れなくてちょっと残念でした。
さて、「レ・ミゼラブル」は実は15年ほど前、ロンドンで見ようと思ってチケットまで買っていたのですが、なぜか急に高熱を出し見られなかった、という思い出があります。それで、今回はとうとう15年ぶりにやっと見ることができたのでした。
ところが、始まってみてびっくり!なんとデンマーク語で上演されたのです。なぜか、なぜかてっきり、夫も私も英語で上演されると思い込んでいて、始まったとたん、二人で顔を見合わせてしまいました。まあ、話のすじは子どものころ読んだ小説のほうでだいたい分かっていたこと、そして、幕間に夫にちょっと確認したりして、だいたい理解できたのですが、それでもみんながわっと笑うところがちっとも分からず、積極的に見たがっていなかった夫のほうが、横で大笑いして私以上に楽しんでいるのがちょっと癪に障りましたが・・・。
でもやっぱり感動。特に警官役の歌は本当に感動しましたし、最後のジャン・バルジャンが死ぬシーンは、幻想的でコゼットの母と幼友達の幽霊の歌声とともにとても心に残りました。
その感動した気持ちのまま、劇場を出て冬の夜の黄色い光が窓から漏れ、キラキラしたコペンハーゲンの町を見ながら、しみじみ冬の劇場の楽しみというものを感じました。あまり活動的になれない冬ですが、こうした夜の楽しみが、心を温かくしてくれます。
そして、帰りがてら、「マンマ・ミーア」の看板を見つけ、何気なく見てみたら、そこには「2010年、デンマークで初めてデンマーク語で上演!」との宣伝文句が・・・。ああ、よかった、すでに英語で見ておいて・・・と思いつつ、車に乗り込んだのでした。
「レ・ミゼラブル」はDet Ny Theaterというところで上演されていたのですが、この劇場がとても素敵でした。この建物自体のことはよくわからないのですが、マナーハウスのような感じの、こじんまりという表現がぴったりの劇場ですが(それでも千人収容)、とても居心地のいい劇場です。アーケードをくぐって入口を入り、チケット売り場を抜けて階段を上がると、大きなクリスマスツリーが出迎えてくれました。
この劇場は地下にレストラン Theaterkaeldren を持っていて、見終わった後の深夜にも食事が取れるようになっています。特に寒い冬、レストランやカフェを探して歩き回ったりせずに、そのまま一緒に見た人と食事をし、劇場の余韻に浸れるのはとてもよさそうです。きっとまわりのお客さんたちも同じ演目を見た人達で、皆、ざわざわと興奮を分かち合っていることでしょう。「レ・ミゼラブル」の終了が23時で、私たちは子どもが気がかりでそのまま帰り、寄れなくてちょっと残念でした。
さて、「レ・ミゼラブル」は実は15年ほど前、ロンドンで見ようと思ってチケットまで買っていたのですが、なぜか急に高熱を出し見られなかった、という思い出があります。それで、今回はとうとう15年ぶりにやっと見ることができたのでした。
ところが、始まってみてびっくり!なんとデンマーク語で上演されたのです。なぜか、なぜかてっきり、夫も私も英語で上演されると思い込んでいて、始まったとたん、二人で顔を見合わせてしまいました。まあ、話のすじは子どものころ読んだ小説のほうでだいたい分かっていたこと、そして、幕間に夫にちょっと確認したりして、だいたい理解できたのですが、それでもみんながわっと笑うところがちっとも分からず、積極的に見たがっていなかった夫のほうが、横で大笑いして私以上に楽しんでいるのがちょっと癪に障りましたが・・・。
でもやっぱり感動。特に警官役の歌は本当に感動しましたし、最後のジャン・バルジャンが死ぬシーンは、幻想的でコゼットの母と幼友達の幽霊の歌声とともにとても心に残りました。
その感動した気持ちのまま、劇場を出て冬の夜の黄色い光が窓から漏れ、キラキラしたコペンハーゲンの町を見ながら、しみじみ冬の劇場の楽しみというものを感じました。あまり活動的になれない冬ですが、こうした夜の楽しみが、心を温かくしてくれます。
そして、帰りがてら、「マンマ・ミーア」の看板を見つけ、何気なく見てみたら、そこには「2010年、デンマークで初めてデンマーク語で上演!」との宣伝文句が・・・。ああ、よかった、すでに英語で見ておいて・・・と思いつつ、車に乗り込んだのでした。
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