前にちょっと書いていましたが、これがクリスマスプレゼントにファーモア(おばあちゃん)から送られてきた小学校入学のための本です。この本の中で、とぼけた国民的キャラクターのカイ&アンドレアが、入学にあたっての「小学校ってどんなとこ?」を体験していきます。内容は大きくは日本の小学校と変わらないと思うのですが、こういうキャラクターがいろいろとおかしなことを言ったりやったりしてしまうところが、デンマークらしくてかわいらしいです。
学校には何を持っていくのか、学校にはどんな人がいるのか、などと2匹が考えていると興奮して眠れなくなってしまって、というところから始まり、学校に行くときの歩き方、学校に着いたら何をするか、時間割はどんなか、各教科の時間に何をするのか、ランチタイムはどんなか、各自のクラス内での仕事分担について、学校の後の学童保育について、学校での健康チェックなどについて、ページごとに説明されています。
日本と違う点がいくつかありました。例えば、交通ルールの説明です。夫も覚えているそうですが、警察官が来て、学校の外に出て指導してくれるのだそうです。ちなみにデンマークでは同様に自転車の乗り方についても指導があると夫は言っており、日本でも自転車の事故は多く、きちんとした自転車のルールを子供達に教えるのはとてもよいことだと思います。
それからちょっとびっくりしたのが、体育の後にシャワーを浴びること。夫も体育の後はシャワーがあったと言っています。(が、最近は体操の時間がなくなったという情報もありますが・・・。)
あとは知ってはいましたが、どうも私が馴染めなくてなんだか見るたびに笑ってしまうのですが、挙手のしかたです。デンマークでは手を挙げるだけではなく、人差し指を立てて挙手をします。意味はないのですが、どうしてもこれが私は見るたびに噴出したくなるのです。本当にどうしてでしょうか? それから誕生会をクラスの中で行うこと。お誕生日の子に小さなプレゼントをあげ、皆でお菓子を食べます。こういう祝い方は誕生日を大切にしているデンマーク人ならでは、また少人数のクラス編成ならでは、でしょうか。またこの本の中では、お帰りの時間に甘いものを食べながら、クラスでちょっと話す時間を持っています。そこで今日「誰々さんがこういうことをしました」「だって先になんとかって言ったからやったんだ!」などという話し合い(反省会?)などもやっているようです。日本もそういえばホームルーム、なんてありましたよね?内容はあまり思い出せませんが。
どこの国でもやはり就学は大きな節目なのでしょうね。大人たちの思い、子供達の期待、私も自分の入学よりある意味ドキドキしながら、新入学の気分を味わっています。あと5週間ほどでショウミーも入学です。
警察官に交通ルールを教えてもらいます。
いろいろ想像しながら眠れなくなるカイとアンドレア
カイもちゃんと人差し指を挙げてます(?)。
小学校に入るとがらっと生活が変わるだろうね。特に日本の場合、小学生になると急により自立を求められるような気がする。もう親の送り迎えがなくなるわけだしね。
デンマークでは、逆に小学校に入って親の負荷が大きくなったような気がする。お弁当も送り迎えも変わらずあるうえに、イベントが増えました。最近は男女混合で誕生日会をやるようになったから、年に20回近く誕生日会があるし(それも、学校でではなく個人宅で)、なおかつエキストラでアクティビティもあり、で。
学校がアレンジするイベントがそれほどないかわりに、親自らイベントをアレンジするような気がします。
私も初めて見たときは、「???」と思った後、吹きだしちゃいました。可笑しくって。
でも今は自分も当たり前のように人差し指を上げています。長く挙げているのに当ててもらえない時は、ひじを反対側の手で支えたりして、すっかり馴染んでしまってます。こうやって振り返るとやっぱり笑えてしまいますが。ふふふ。
誕生会が年に20回は・・・ちょっと忙しいですね!
下の子がいるので私の場合はまだですが、確かに子どもが小学校に入ると子育ても一区切り、と日本はなりそうですよね。なるほど、デンマークよりも日本の方が区切りが明確かもしれませんね。
自分ともだぶるし、卒園、入学にあたっての準備もいろいろとあるし、気温も少しずつ上がってサクラサク春に近づいているのも実感できるしで、ショウミーの入学にあたって私は月並みな親としての感慨にふけっています(笑)。近々そのへんのことを書きたいと思いますので、また読んでくださいねー。
saさん、
よかった、あれで噴出しちゃうのは私だけじゃないんですね!
あの姿が滑稽とは当のデンマーク人は思っていないのか、私の素朴な疑問です(思ってなさそうだけど)。
海外に出て、デンマーク人はそれが非常にデンマーク的だったことに気づくのかなあ?確かにうちの夫は普段はああいう挙手をしないけれど、デンマーク人だけの集まりだといきなり人差し指を上げています(笑)。
あと、アイルランドの語学学校でもやはりヨーロッパ圏の生徒は皆そんな感じの挙手だったと思います。少なくとも日本式?の挙手をしていた人はいなかったです。
ヨーロッパは陸続きな国が多い分、またかつては同じ国だったりした関係上、日本と他のアジア諸国の類似とは比べ物にならないほど、文化にしろ、何にしろ、似てますよね。
デンマーク特有の習慣というのを探す方が大変かもしれませんね。
そうなんですね、あれはしばしばヨーロッパで見受けられる挙手のしかたなんですね!
私は今まで一度もあんな挙手を見たことがなかったので、かなりインパクトがあったのですが・・・。
今度、映画でも旅行先でも、挙手のしかたをウォッチングしてしまいそうです。
確かにデンマーク特有というわけではなさそうですが、それでもデンマーク人があれをやるたびに、どうしても私は毎回可笑しくなってしまうんですよね。小学校を見学に行ったときに、子供達がいっせいに人差し指を上げて挙手をするのを見て、やっぱり本当に受けてしまいました。どうも私の笑いのツボのようです、あれは。
ウチの子達はドイツで育ちましたが、↑の方ガ仰っているように、やはり人差し指をあげていました。そういえば夫もそうです。これは気にもしていませんでしたが、日本は手を上げますね、そういえば。
ウチにはもうFarmorもFarfarもいなく、今ではMormorしかいません。私達がまだ日本にいたときは、やはりHarfkidsさんの所のように、いろいろとFarmorから送られてきました。あちらとしても、どうにかして孫と繋がっていたいと必死だったと思います。次男はどちらのお婆ちゃんとも近くに住んだ事がなく、ちょっと可哀想だなと思います。
お子さんに日本でデンマーク語を教えていいらっしゃる様で、ご主人様は根気が良いですね。ウチの夫はとっくの昔に諦めました(苦笑)
ちょうどschatziさんのブログを先ほど見ていたところでした!コメントいただいて、タイミングにびっくりしました!
人差し指はドイツでもそうなんですね。
うーん、どうしても私は可笑しくて可笑しくて、見るとニヤニヤしちゃうんですけれど・・・。
うちもファーモアだけしかおらず、子供達にとっては貴重な貴重なおばあちゃんです。会えるのは年に一度か二度くらいのペースですが、とってもとっても優しいおばあちゃんがいるのは子供達には本当に幸せなことだと思って、感謝しています。もちろんプレゼントを贈るのも逆にファーモアの一番の楽しみでもあるようですけれどね。
夫は子供達にデンマーク語を教えてはいますが、うーん、身につくかどうかはどうでしょうね?私がデンマーク語ができれば家の中はデンマーク語、外は日本語などとできるのですが、私ができないので子供達もデンマーク語で聞いて、日本語で返しています。
schatziさんのご一家の共通語はドイツ語なのでしょうか?お子さん達は日本語も話すのですか?
国際結婚の場合は言語の選択肢がある分、親次第というところが大きいのかなあなどと思っています。あるいは親ががんばっても、要は本人のやる気なのかなとも。子どもが成長していくにつれて、この疑問は解明されるのかもしれないですね・・・。
ドイツで生まれた次男は、ドイツ語がPrimary-です。私は日本語で話しますが、彼はドイツ語で返します。ドイツ人の夫だったら日本語補習校にきっと通わせたと思いますが、これも夫婦がネイティブでない国に住んだ場合は臨機応変に…と諦めました。
今では家庭ではドイツ語ばっかりで、私は相変わらず日本語で接しています。これは次男のドイツ語を保つ為です。でないと、将来、兄弟間の会話がままならないので。ハーフで第三国に住むのは難しいんですよ…。