デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

我が家に新時代の兆し・・・

2007-11-13 07:38:44 | 母親業・主婦業
 秋も深まり、いろいろと慌しい時期です。卒園・入学・そしてジジの入園を控え、先月あたりから動きが出てきています。いよいよジジが幼稚園!、というわけです。ある友人は先日、ジジと同じ年齢の子とお昼ごはんを食べながら、「もう一緒にいられるのはあと少しなんだね」と感情が高まって号泣してしまったそうです。その気持ちがとてもわかる気がしました。私も号泣こそしていないけれど、ジジとのさりげない日常のひとこまを、かけがえのない時間のように感じる今日このごろです。秋で感傷的になっているのかな?

 というわけで、来年の春からは皆がそれぞれの時間を持つようになります。夫は会社へ、ショウミーは小学校へ、そしてジジは幼稚園にと分かれていくわけです。さて、私はというと、新しい時代の幕開けに、感傷的などと言いつつも、やはりうきうき・・・。この6-7年間、子ども中心に生きていましたが、だんだんまた私の割合を増やしていけることになりました。これまでよりももっとメリハリのついた生活となるのは嬉しい限りです。

 少し前までは、子ども達が親離れしていくのは非常にさみしいと思っていました。もちろん今もそういう気持ちはありますが、私自身のやりたいこと、つまり大学生をやっているからでしょうか、だいぶ私も子ども達と私を分けて考えられるようになったようです。

 子ども達もずいぶんと楽になり、夫と私にとっても新しい関係の兆しが見えてきたように思います。子どもが小さい頃は一人では間に合わず、夫と2人で力を合わせてやっとなんとかなる、という状況でした。ジジが生まれてもっと忙しくなったりもしました。が、今は子ども達はかなり自分でいろいろとできるようになり、私達の子育ても一段落してきました。そして私達の見えてきた方向は・・・お互いの「解放」です。

 これもまた昔は信じられなかったのですが(どうして人間はこんなに変わるのか?)、互いから解放されて、自由に生きているカップルを見てもよく理解できませんでした。けれども今は私はそういう夫婦が、私にとっては理想のように思えてきました。ある部分は非常に重なっているのだけど、あとは好きなように生きている、「人生は短いのでやりたいことはやりたいよね」というわけです。とは言ってもやはり子どもに対してのあれこれは削れないのですが、それでもどちらかが子供達と寄り添っていれば、もう一方は他のことをどんどんやっていこう(人と会う、イベントに行く、学校に行く、出張に行く、旅行に行くなど)ということになりつつあります。

 こうして家族が互いに解放されて好きなことをしながら、それでいて、どこかでしっかり密な時間も確保できていれば、それがいいなあと思い始めています。そしてこうして解放されて自由でいること、それは意外と私にとっては大切なことなのだということを、7年を通して身をもって知った気がします。そして我が家は、これから家族=基地となって、私達4人はそれぞれに生きていくようになるのだろうな~、という新時代の兆しが見え始めました。とても楽しみです。