デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

ショウミー、初サッカー

2006-02-19 02:00:44 | 日記
先週の金曜日、幼稚園のお友達に誘われてサッカーの見学に行った。ずっと前、ショウミーに「サッカー、やりたい?」と聞いたらやりたくないと言った。「だって、転ぶと痛いんだもん」というのが理由だった。

でも今回はかなりやる気になったらしく、朝から「サッカー、連れてかないよ!」と言うとほとんどすべての言うことを聞いてくれた。

練習時間にやや遅れて到着すると、見学だけでなく一緒にやっていいと言われてグラウンドへ。そして挨拶から始まり、気をつけで先生の話を聞いたり、指示通りにきびきび動いたりと普段のショウミーとは全く違う様子になんだかこちらが面食らってしまった。
やればできるくせに家ではあまりにもやってない!ということが判明。

ゴールの練習などもして、最後は紅白戦で試合形式の練習があった。ゼッケンをつけて、初参加にも関わらず前へ前へと走り、ボールを蹴っているのにもびっくりした。へー、こんなことできるんだ、と感心したけれど、よく見ていたら弾丸のように激しく嬉々としてボールを追う姿に少しお兄さんの周りの子ども達が「譲ってくれてる」様子だった。子どもって小さいながらに気を使っている。

本人は本当に楽しかったようで、いいきっかけなのでサッカーを習わせてみようと思う。サッカーなら英語みたいなもので、どこに行っても共通のもので気軽に遊べるし、余りに余っているショウミーの体力消耗にも大変よろしい。まあ、何より、ボールを追っているときの彼の全身で楽しそうな姿を見たら、ぜひやらせてあげたいなと思った。あの姿を夫も見たら相当嬉しいだろうな~。

バレンタインズ・デイ

2006-02-19 01:46:14 | 日記
ショウミーが3歳になってからはなんだかバレンタインは「本命がショウミー、夫は義理チョコ」という気分になっている私。私以外の家族、ボーイズ3人のために今年はチョコレート・ブラウニーに挑戦した。

作り方はすごい簡単、材料はすべて生協で一気に購入したので、ケーキ作りのあまり得意でない(というか苦手な)私でもやればできました!

3人ともとても喜んでくれて、なかでも一番喜んだのは予想通りショウミー。バレンタイン前に「バレンタインの日は女の子が好きな男の子にチョコをあげる日なんだよ」と説明したら、「じゃあ、ママはショウミーとジジとファーにチョコをあげるんでしょー?」と言ってたショウミー。
まあ、年に一度くらいはこういうのも悪くないよね。

ところでデンマークのバレンタインズ・デイはどんな感じなのかしら?
カップルがプレゼントを交換する日なのかな?

そうそう、当日、過熱する子ども達のチョコレート合戦&ホワイトデーお返し合戦におののいて、ショウミーがチョコレートをもらったりしたら困るなあと思っていたけれど、単なる杞憂だった。ショウミーは幼稚園では誰。でもお帰りの時間にきれいな袋を持ったお母さんたちがお迎えに来ていて、年中さん以上のクラスではそれなりにチョコレート合戦があったよう。
面倒くさがりの私はお返しとか考えるのが面倒で、特に親が干渉せざるを得ない幼稚園のうちはあんまりこういうのに巻き込まれたくないなあ・・・。まあ、よく知っている親子からもらうんだったらお返しの加減もわかるのでいいのだけど。

そういえば、昔、クラスメートの男の子か誰かが「ほとんど知らない女の子から手づくりチョコレートをもらうのは気持ち悪い」と言ったのを聞いて、なんてデリカシーのない奴、と憤慨したのを覚えているのだけど、自分が息子を持ってみるとなんだかその気持ちを理解できるようになってしまったわ~。

寛容と他者への思いやり

2006-02-19 01:13:44 | 思ったこと・気づいたこと
今回のムハンマド風刺画騒動、そして個人的な最近の体験を通して、寛容ということや他者への思いやりということをこのところ改めて考えている。

みんなそれぞれに一生懸命生きているのだと思う。みんな自分が正しいと思ったことをしているだと思う。ただそれが人によって様々なのだ。
そのいろいろな考え方を持った人間が、社会の中で世界の中で共存していかなくてはならない。それはたやすいことではなく忍耐を要することで、私もときどき、家族というなんだかぬくぬくした柔らかい繭みたいな関係の中だけで生きていけたら楽だなーと思ったり、他人に傷つけられたり非難されたりしたときには、家族だけで人里離れた家にこもって暮らしたいなんて思ったりしてしまうこともある。

それでも社会は様々な職業、様々な考え方、様々な長所・短所の人がいて成り立っている。それぞれ得意分野が違うのだ。
だから自分と違う考え方の人がいたらそれを理解するようにしなくてはいけない。
自分よりできない人がいたらフォローしてあげなくてはいけない。自分より弱い人がいたら手伝ってあげなくてはいけない。決して相手を攻撃するのではなく、相手を受け入れていくこと。それがきっと寛容だとか他者への思いやりということなのだと思う。

当たり前のことと言ってしまえばそれまでだし、こんなこと改めて言わなくても子どものころから大人に言われていた。でも自分自身の実感としてわかるようになったのは私もここ最近のことだし、まだわかりかたは浅くて、これからの自分自身の課題でもある。
そしてまわりを見渡すと、ちょっとした寛容の気持ちや思いやりがあればな、と思うこともしばしばある。私ももっとそういう気持ちをこれから自分の中に深めていかなくてはと改めて心しているところなのだ。

こんな当たり前すぎること、みんなはよーくわかっていて、わざわざ書くまでもないのかもしれないけれど・・・。