映画時々お酒

心と体に栄養を♪

めぐりあう時間たち

2003-05-24 18:25:00 | 映画
詳細と感想を長々と書きましたので、既に映画を観た方、話が全部わかっても構わない、あるいは話を知りたい方はどうぞこちらへhttp://www1.ezbbs.net/27/moonglow/

めぐりあう時間たち

2003-05-23 22:17:00 | 映画
ニコール・キッドマンが本年度のアカデミー主演女優賞を獲得した話題の映画。マイケル・カニンガム原作。原題は「The Hours」。現在公開中。

1923年。ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は病気療養の為に田舎に来ていて、「ダロウェイ夫人」の執筆をしている。
1951年。「ダロウェイ夫人」を愛読する主婦ローラ(ジュリアン・ムーア)は優しい夫と可愛い子供に恵まれて、さらに二人目がお腹の中にいると言う、傍からみても幸せな女だった。
そして2001年。エイズに冒されたかつての恋人の受賞祝いにパーティを開こうとしているダロウェィ夫人と同じ名前を持つクラリッサ(メリル・ストリープ)。

この3人の女性の一日が、折り重なるように、話が展開して言います。
たった一日だけれども、一人の人間の運命を決めてしまうような一日。これまでの人生とこれからの人生に、また本来の自分に向かい合わなければならない一日。
「ダロウェィ夫人」で結ばれた3人の女性の生き方。これについては、時代背景が違うこともあるし、人それぞれの人生論があるから、彼女達の選択した生き方には、賛否両論があるでしょう。しかし、これだけじっくりと、女の人生を描いた映画は最近なく、考えさせられました。

ニコール(姿だけでなく、なりきり演技!)、ジュリアン、メリルの熱演もすごいのですが、彼女達を支える男たち(スティーブン・ディレイン、ジョン・C・ライリー、エド・ハリス)にも注目!

あと、詳細はネタばれになるので、また掲示板「ロバの耳」に書いておきますので、もっと知りたい方はそちらで。

この映画、最初から最後まで、不安をかきたてるような、悲壮感漂う音楽が流れて、観ている方も、落着かなくて、とても不安で悲しくなるんです・・

神話から

2003-05-23 09:10:00 | インポート
「マトリックス リローデッド」の公開も近づき、TVで雑誌で、多くの場面が見られるようになり、期待が膨らみますね^^

今回登場する、ネオを誘惑する美女モニカ・ベルッチ(「マレーナ」)扮するパーセフォニ-の名前はギリシア神話から。
とても有名な話なので、知ってる方多いと思います。ゼウスとデメテル(豊穣の女神)の娘、ペルセポネ(またはプロセルピナ)のことです。

春のある日、花に絵の具で色をつけていたペルセポネを冥界の王ハデスが、花嫁にするため略奪(絵画にもよく描かれてる場面)。
嘆き哀しんだデメテルに、ゼウスは、もし彼女がそこで何も口にしてなければ、地上に戻れると言いましたが、既に彼女は6粒の柘榴の実を食べてしまっていて、完全に地上に戻ることは出来ませんでした。彼女は半年を地上で母と共に、後の半年は冥界でハデスと共に暮らすことになり、彼女が地上に戻った時は、花が咲き、穀物が実るが、彼女が冥界に戻ると、地上には花も穀物も育たない・・季節の始まりと言われています。

さて、その名前を与えられたモニカ・ベルッチの役割は?わくわくしますね。
ちなみに、ローレンス・フィッシュバーン演じるモーフィアスもギリシア神話からで、夢の神モルフェウスのこと。モルヒネ、の語源になったとされています。

ニードフル・シングズ

2003-05-20 22:47:00 | 映画
いつも話題のスティーヴン・キング原作。本も読まないけど、そう言えば彼の原作の映画見たのは、これがはじめてみたい。いまだに「スタンド・バイ・ミー」も見てないし・・^^;

ある田舎町にやってきて骨董品屋を開いた男(マックス・フォン・シドー)。店を訪れた町の人達は、彼の話に操られて行動してしまい、それがエスカレートして・・

一見普通の老人、実は・・簡単に悪魔、と言って良いかもしれないけど。怪しい男のままで退場してしまった。
上手い話には裏がある。少しだけ、のつもりが歯止めが効かず。これって、結構良くあること。交換条件は要注意。やばい、と思ったら、きっぱり拒否しましょうね!

町の雰囲気がお話にぴったり。警官役でエド・ハリスが出てます。(新聞で名前見たときは、てっきり店主がハリスだと・・それはやっぱりなかった^^;)

エマ

2003-05-20 21:11:00 | 映画
苦手だ~と言いつつ、何故か彼女の作品は見てしまう^^;
グウィネス・パルトロー主演。「いつか晴れた日に」(エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレット共演)と同じく、ジェ-ン・オースティン原作。’96年度作品。

ちょっと早とちりで独り善がりなお嬢様、エマは、自分自身のことより、周りの人の方に目が向いて、ついつい世話をしてしまう・・

このグウィネス、良いね。嫌味にならなくて(いつもはね、表情とか言動が役の上でも鼻につくこと多い)、人の良い、世間知らずのお嬢さまがぴったりはまってます。
余計なお世話をして、少し成長して、気が付けば王子様は傍にいた、と言う、ほとんど少女マンガの世界だけど、素直に楽しみましょう♪

脇役でユアン・マクレガ-、トニー・コレット(「シックス・センス」のお母さん役だけど、ここでは丸っこくて、若くて、別人のよう^^;)

グウィネス、この間見た「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も良かった。