映画時々お酒

心と体に栄養を♪

ブラザーズ・グリム

2005-11-23 23:25:00 | 映画
「12モンキーズ」などの異色作を手がける、テリー・ギリアム監督最新作。現在公開中。
出演はマット・デイモン(「オーシャンズ12」)、ヒース・レジャー(「サハラに舞う羽」)、モニカ・ベルッチ(「マトリックス」)。

村を回り、悪霊や魔女などを退治するグリム兄弟。しかし実は、それらは彼らが仕掛けたもので、本物ではなかった。夢見がちな弟と現実的な兄は、今度は本当の魔法や魔女に立ち向かわなければいけなくなる。

ドイツ童話っぽく、全体暗い雰囲気。特に主役というべき、森の不気味さと暗さと言ったら・・童話に合わせた人物やエピソードも描かれ(シンデレラ、眠れる森の美女、赤ずきん、ヘンゼルとグレーテルなど)、サービス満点。ギリアムだから、だいたい何気に残酷でシニカルで、どこかいびつ。でも肝心なモニカ・ベルッチ扮する女王の出番が短いのでは・・

パピヨンの贈り物

2005-11-20 14:06:00 | 映画
蝶の収集が趣味の一人暮らしのおじいさんと、母親と二人暮らしの娘の心温まる交流を描く・・なんてふつーすぎる設定^^;?でも二人の会話はやっぱり面白い。
「雌の蝶がフェロモンを出し雄の蝶を呼ぶ」「フェロモンって何?」
「なぜ二人の愛はもろいの?(道の途中で見たカップルの会話から)」「証拠をみせなきゃいけない愛なんて、長続きしない」
「25歳か。9歳の母親には若すぎる(女の子の母親の話題から)」「中絶するには遅すぎたの」

おじいさんは、あまり珍しくもないイザベルと言う名の蝶を追いかけていたのだけど、その理由は最後のほうで語られる。探していたものは身近にあったと。「青い鳥」物語、パピヨン(蝶)版。
愛の証拠は要求するものではないけれど、言葉にしないと駄目なときもあると。

エンディングでも、二人の問答が歌になって流れます。「なぜ太陽は沈むの?」「反対側を照らすため」「なぜ神様と悪魔がいるの?」「話のネタになるからさ」・・

九州国立博物館

2005-11-15 20:49:00 | インポート
行ってきました~♪
平日なのに人の多いこと多いこと!
しかも!今時不備もいいとこだと思うけど、駐車場があまり広くないらしく、午後に着いたとは言え既に満車^^;プラカードに従って民間の駐車場って・・結局ぐるーっと回って天満宮の駐車場へ^^;
あの・ねー。天満宮からも行けるのは知っていたけど、道路の標識には、天満宮方面に曲がるのではなく、直進で表示されているんですよ。混雑避けるためでしょうけど、これって不親切じゃない?随分時間がかかってしまったし。
しかも近所の人の証言によると、駐車場は朝6時!に満車になるとか言ってるんですよ。有り得ない~!!それってつまり、お客じゃない人の車で満杯になっているってことじゃないですか!?いったいどういうこと??

ところで展示品ですが。
国立と言うことで、相当気合入れて展示品揃えてますから、かなりの数でざっと見ても相当時間がかかります。これから行かれる人、余裕を持って出かけましょう。山の中ですから、この季節はハイキング気分ででかけても楽しいと思います。

モーターサイクル・ダイアリーズ

2005-11-15 11:28:00 | 映画
出演作品が多いガエル・ガルシア・ベルナルくんがここでも主役。うーん、ひっぱりだこだね。
有名なキューバ革命の指導者、チェ・ゲバラの青春ロードムービー。

まだ医学生であったエルネスト(のちのチェ・ゲバラ)は親友とともにおんぼろバイクに乗って、南米大陸縦断の旅に出る。
好奇心、情熱、無鉄砲、病気と貧困にあえぐ現地の人々との出会いや見知らぬ風景は、二人を成長させていくのだった。

まさに一緒に旅してください、と言う映画ですね。若い時にぜひ一度はやっておきたい冒険の旅。

ハイウェイマン

2005-11-12 19:29:00 | 映画
ちょっと地味だけど、真面目でハンサムなジム・カヴィーゼル(メル・ギブスン監督の問題作「パッション」でイエス・キリストに扮した)主演のサスペンス。

愛する妻を故意に車で轢き殺した犯人を男は許せず、ずっと追い続ける。再び出会ったとき、男の復讐は始まる・・

このお話、ふつーっぽい男が犯人で、でもその男のとる手段はとても悪質で不気味で(もてあそんで轢き殺す)、すごく怖くなるし、主人公も地道に努力して復讐の準備し、犯人とも何度か遭遇しているわけだけども、そこらへんはまったく描かれておらず台詞のみで説明されており、最後の対決のみに絞って描かれているので、ちょっと物足りないような。犯人の体がほとんど作り物になったと言う、激しい二人の対決シーンくらいはしっかり描いてよかったのでは。そうすると、もっとはらはらどきどきして、面白かったのでは・・と思います。

どーでもいいけど、何故亡くなった奥さんは、あのなーんにもない田舎の一本道で、たかが果物を買いに行くのに、真っ赤なドレスを着て、宝石まで着けてたんでしょうか?普通はまずこういうかっこしないでしょ。何かの象徴だと思ったけど、すごい違和感が。
それと主人公を助けるヒロイン役が演技が下手!