映画時々お酒

心と体に栄養を♪

コラテラル

2004-11-28 21:15:00 | 映画
トム・クルーズ主演最新作。監督は「インサイダー」のマイケル・マン。

リムジンの会社を持つことを夢見るタクシーの運転手。そこへその夜はまず女検事が乗り込み、次に男が一人。今夜のうちに5人と会って仕事を片付けるという男の言うままに、目的地へ向かい、男を待っていると、何と死体が車の上に降って来る。運転手は、自分がとんだ災難を拾ってしまったことを自覚した・・

脅されながら男を乗せて運転していくうちに、二人は多くのことを語り合い、説教したり反発したりするわけで、殺し屋家業にしても、タクシー運転手にしても、ロスの闇に紛れる孤独な職業だと言いたいのでしょうが。
それにしても問題なのは、6年も殺し屋を続けてきたとは思えないトムの素人っぽい殺し屋。その荒っぽい仕事ぶりには(終わりのほうはもう無茶苦茶^^;)、今までこれで捕まってないわけ!?と思わず突っ込みを入れたくなるくらいで。行動も矛盾点が多いし・・(トムのファンの方、ごめんなさいね。でも白髪頭は似合ってました。)

最後のほうの電気の消えたビルの一室での、ガラス張りの向こうの夜景を背景とし、ガラスに映る影を見ての追っかけっこが見ごたえあり。

花咲ける騎士道

2004-11-28 20:34:00 | 映画
えーっと、これもリメイクなんだそうです。主演はヴァンサン・ペレーズ(「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」)。共演にペネロペ・クルス(「ゴシカ」)。

女が大好きで明るくて運動神経の良いファンファンは、今日も女たちをとりこにしていた。ある父親に娘と結婚するよう迫られて逃げる途中で、自分の将来は軍隊に入り出世し王女と結婚すると予言され、彼はさっそく軍に入る。彼はそこで陰謀に巻き込まれるが、予言どおり大活躍することになる。

とにかくお話のテンポが良くて、主人公が底抜けに明るくて、脇役も王様をはじめ個性的で、当時の王族や貴族の生活も風刺が効いてて面白いし(大袈裟な日常、戦争も芝居見物気分)、アクションも程よく入ってるし、とにかく面白い。楽しめます。

ところで、軍隊のテーマソングを作っている音楽家たちがいるのですが、そこで現在のフランス国歌やアメリカ国歌が流れるのはご愛嬌・・

あら、びっくり

2004-11-26 00:22:00 | インポート
先にサークルに行ったので、まずサークルのほうのデザインをして、もしかしてプロフィールページも変わった?と思い、あけてみたらやはり。やっと壁紙が増えたよ~♪何せ長くカフェにいるもので、毎月気分転換にデザイン変えてるけど、パターンが少ないから最近困っていたところでした。月が変わってないけど、早速デザイン変えてみました*(ハート)*
オーナーしてる映画サークル「眠られぬ夜のために」・・タイトルにふさわしい壁紙あって、すごく満足*(ハート6つ)*・・と言うことでちょっとのぞいて見てくださいませ。(リンクにあります)

あ、でもね・・サークル用と個人ページ用の壁紙はダブらないように分けて欲しかったな。用途が違うのだから。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

2004-11-22 23:28:00 | 映画
主演はケビン・スペーシー(「アメリカン・ビューティ」)。共演はケイト・ウィンスレット、ローラ・リニー。

死刑反対を唱える大学教授は、同僚をレイプし殺した罪で死刑を宣告されていた。刑の執行直前になぜか彼はある女性記者を指名し、インタビューに来て欲しいと言う。残されたわずかな時間で彼のしたいこととは。

これはーなかなか骨太な映画で、見ごたえあります。自分の信念を貫いたり、自分の生きた証を残すために、あなたは命をかけますか?タイトルがとても重い意味があります。

ケビン・スペーシーは、既にアカデミー主演男優賞も助演男優賞も受賞した演技派で、ローラ・リニーは日本ではまだマイナーですが、やはり主演女優賞にノミネート経験ありの演技の上手い女優さん(「ラブ・アクチュアリー」で階段のところでこっそり嬉しさを表現した彼女)。ケイト・ウィンスレットは「タイタニック」ですっかりメジャーですが、彼女も結構演技賞ノミネートの常連。力演だけど、この中では一番役に合ってない気が。彼女はどうみてもキャリア・ウーマンには見えないの・・

トーク・トゥ・ハー

2004-11-21 20:33:00 | 映画
「オール・アバウト・マイ・マザー」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、ペドロ・アルモドバル監督作品。

自分の家の窓から見えるバレエスクールの女性にあこがれた男。しかし彼女と話すきっかけがあった直後、彼女は事故で昏睡状態に。看護師であった彼は彼女を看病することになり、彼女のそばにいることで彼の一途な想いはさらに強くなる。そこへ事故で同じく昏睡状態になった女闘牛士が運ばれる。その彼女に想いを寄せる記者と看護師は出会い、それぞれの愛を知ることになる・・

一途と言うにはちょっと許せない行動があるんで・・主人公の気持ちはわかるのですが、私はこれは駄目^^;純粋とか純真とか一途とか、どんなに美しい言葉を並べても、どういう事情を話されても、もし自分がその彼女なら?絶対許せないですよ。
ラストも・・この二人が愛し合うことになるとしたら・・それも許せないと言うか我慢出来ないかと。監督の考える女性は、そこまで心が広いのでしょうか?スペインとかの女性は、こういうのも受け入れられるのかな。