映画時々お酒

心と体に栄養を♪

マッチポイント/MATCH POINT

2007-09-30 14:53:00 | 映画
70歳を過ぎてなお意欲的に作品を撮り続けるウッディ・アレン監督作品。
初めて出身地のニューヨークを離れ、ロンドンとその周辺で撮影が行われた。
主演はジョナサン・リース・メイヤーズ(『M:IⅢ』)&スカーレット・ヨハンソン(『ブラック・ダリア』。

若い野心家のテニスコーチがお金持ちの娘に気に入られ婚約するが、その彼女の兄の婚約者を好きになってしまう。
結婚しとんとん拍子に出世しながら、義兄の元婚約者との関係を断ち切れず、やがて彼は・・

あらかじめ・・
私は特にアレン監督がお気に入りという訳ではないので、昔からの彼の作品をすべて見ているわけではなく、今までの評判といくつか見たこれまでの作品と比べてみての感想になります。

はっきり言ってお話が古臭いかな~
金持ち妻と魅力的な愛人の間で揺れる優柔不断の野心家の青年、ってありがちでは?
アレン監督って今になってそういう題材に興味を持ったのか。興味はあったけど作るチャンスがなかったのか。
そんなオーソドックスな愛憎劇にBGMはドラマチック過ぎるオペラの名曲。
現代的で若い主人公二人。
話と音楽とキャストがどうもマッチしてない気が・・

ちょっとひねりが効いていたのはラストの刑事の推理と結果だけ。
美青年の犯罪と言うと『太陽がいっぱい』。それをちょっと思い出すシーンもありましたが。
でも物悲しさや悲劇っぽさはなし。皮肉はこんなもの?

ジョナサンは『ベルベット・ゴールドマイン』のロッカー役が印象的でした。歌が上手いのでアメリカではTVシリーズの『エルヴィス』 で人気を博し、ゴールデングローブ賞を受賞。

スカーレットは・・もう説明はいらないかも。現在ひっぱりだこの若手女優。

ハリウッド映画製作に嫌気がさしたアレン監督はイギリスに移っちゃったそうですね。次回作もその次もスカーレットが出演だそうで、彼女にぞっこんの様子です。

HP→http://www.matchpoint-movie.com/pc/index.html 

今日の夕焼け?

2007-09-16 22:34:00 | 日記
と言うのだろうか、あれは・・
福岡地方は夕方18時過ぎからすさまじい雨と雷。ふと気づくと外がオレンジ色?
ベランダに出てみれば、何と西の方だけでなく、空全部オレンジ色になってる!
不思議で不気味・・まるで映画の中のワンシーンのようでした。
天変地異の前触れかって思える不思議な現象でした。

ウェディング宣言/Monster-in-law

2007-09-12 18:25:00 | 映画
マーク・アンソニーと結婚してからはすっかり野心もおさまった?ジェニファー・ロペス主演のロマンチック・コメディ。共演は久々スクリーン復帰の大御所ジェーン・フォンダ。原題の『Monster-in-law』は「Mother-in-law(義理の母)」をもじったもの。

お話はすごく単純で、派遣社員の女性がハンサムな医者と恋に落ちて結婚しようとするが、彼にはバリバリのキャリアウーマンの母親がいて、息子の結婚に納得できず、女性をいびりまくると言うもの。

ジェーン・フォンダには余裕の役柄でしょう。思い切りはじけてます?
ところがこの嫁も負けてはいないのね~(笑)。ここのところ映画ではジェニロペは、お色気より明るさや元気さを全面に出してる。ここでの彼女はまたすごくかわいくて、ファッションも行動もまるで女子学生みたいです(笑)。

親密すぎるうちあけ話/CONFIDENCES TROP INTIMES

2007-09-11 13:37:00 | 映画
仏映画は会話だけで出来上がる。下手すると一日の出来事で終わることも。
人によっては退屈とか物足りないとか思うのかもしれないけれど、何気ない日常の会話だからリアルで、私にとっては興味津々で面白いのです。
特に男女の会話は意図しなくて普通に話しても無意識にそうなるのか(本能でそうなるのかもしれない)、本当のことを話しながら、肝心のところはぼかしたり言えなかったり、あるいは正直に言ってしまって妙に間があく。それがリアルでどきどきさせられる。
思わせぶりともとれるし、ある意味不器用なのか羞恥心がそうさせるのか。
これを男女のかけひきと言うのでしょうか・・。

米映画だったら、会話の途中で以下省略で間違いなく即ベッド・イン。でも仏映画はそうはならない。
大人の恋はこうでなくちゃ*(ウインク)*

監督は『髪結いの亭主』のパトリス・ルコント。

公式HP→http://www.wisepolicy.com/confidences_trop_intimes/