ショーン・コネリー主演のアクションアドベンチャー。小説の主人公たちが結集し、悪に立ち向かう。原題は「The league of extraordinary gentlemen(超紳士同盟)」で、原作はコミック。
19世紀末、新兵器を手に入れ、世界戦争を起こそうとしているファントムを倒すべく、冒険家クォーターメインを中心に、ネモ船長、ヴァンパイア、ドリアン・グレイ、ジキル博士、トム・ソーヤ、透明人間が集合。その持てる能力を駆使して戦う・・
ショーン・コネリーは相変わらずの存在感でかっこ良く、他のキャラクターも、名前聞いただけでわくわくしません?アメリカでは予想よりヒットしなかったそうですが。(ちゃんとベスト10には入ってましたが)そうですねー、原因は悪役があまり力強くなかったからかな?
それぞれのキャラもちゃんと見せ場があって、特にヴァンパイア/ミナ・ハーカー(TV版「ニキータ」のヒロイン、ペータ・ウィルソン)がカッコ良かった。空は飛ぶし噛みつくし、科学者だし。その能力もだけど、ちょっかい出してきたトムを振るときのセリフ(理由は二つで、一つは忘れましたが、一つは彼が若いから!なんですよー)とか、ドリアンとの不死身同士の対決シーンとか。ドリアン・グレイも超美形(スチュアート・タウンゼント「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」 )で目の保養になったし^^
今は昔の町並みとか、乗り物や兵器や秘密基地のデザインが、どんな斬新なデザインでもCGで簡単に出来ていいなとか、そんなことも思いました。その中で、ノーチラス号のレーダーがすっごく古典的と言うか、変わってると言うか・・昔は実際ああいう時計の針?振り子?みたいなのだったのかな?
超人たちなのに、かなり人間っぽいシーンがあるのは、製作兼ねてるショーン・コネリーのポリシーかもしれない。
続編が作れるようなラストにしてあるのですが、さて続編はあり?
(・・蛇足ですが、ミナ役は本当はモニカ・ベルッチにオファーされてたそう。そうすると、相当ドリアンとのシーンとか危うくなって、本筋からずれたかも。そして、ご存知でしょうが、スチュアート・タウンゼントは、「ロード・オブ・ザ・リング」の最初のアラゴルン役だったのです)