バットマン久々の新作。監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。主演はクリスチャン・ベール(「マシニスト」「サラマンダー」「アメリカン・サイコ」)。
今までの独特の暗い狂気の世界や、コミックの世界からは脱却し、本格ドラマになった。題材が主人公の子供の頃のトラウマの克服と成長になっていて、丁寧に描かれ、リアルさが増し、見ごたえあり。
脇にマイケル・ケイン(「サイダー・ハウス・ルール」)、モーガン・フリーマン(「ミリオン・ダラー・ベイビー」)、ゲイリー・オールドマン(「レオン」)が揃い、がっちりと若いバットマンをサポート。
悪役で渡辺謙が出演と言うことで、結構期待しましたが、残念ながら出番は短い。
リーアム・ニースン(「スター・ウォーズ」)がここでもなぜか主人公を導く導師のような役で登場。
ヒロインは現在トム・クルーズの恋人、ケイティ・ホームズ。勇気があって賢いと言うとてもおいしい役。(余談だけど、アメリカの女優さんも最近とてもベビー・フェイスの人が増えました。ヒロインはもう少し大人っぽい女性でもいいかな、と思ったりします)
それともう一人。今回はとても気になる悪役がいました。それはスケアクロウ役のキリアン・マーフィ。ほとんど出演作を見たことないけど、一見少年っぽいルックスに狂気を秘める青い目がとても印象的で、ただものではないと言う雰囲気が一杯。
そうそう。あと一番大事なこと。バットマンはマスクで顔がほぼ隠れるから、ポイントは唇なんです。これは今までのバットマン=マイケル・キートン、バル・キルマー、ジョージ・クルーニーと同様、とてもセクシーなんですよ。要チェックね(笑)。