映画時々お酒

心と体に栄養を♪

フランシスコの二人の息子/TWO SONS OF FRANCISCO

2008-09-29 09:58:00 | 映画

どこかで見たような上っ面のトリックやサスペンス、刺激過多のアクション映画ばかり見ていると、こういう足が地についた映画にあたるとほっとします。
’05年のブラジル映画。実在のミュージシャンの半生をドラマ化。

貧しい小作人のフランシスコは音楽好き。子供が生まれると、子供をミュージシャンにしたいと楽器を買い与え歌を歌わせる。それは自分と同じような貧しい生活を送って欲しくないと言う思いからだった。
子供が7人もいて、しかもなけなしの収入を楽器に費やしたので、彼等は家を追い出され、雨漏りのするようなボロボロの家に移り住むことに。
まともに食べ物がない家族の姿を見かねた長男は、次男を連れてバスターミナルへ向かい、そこで楽器を演奏し歌を歌う。それは彼等のミュージシャンへの道への第一歩だった・・

一生懸命生きている家族がいる。お互い支え合い協力し合い、笑い合えるように生活している。
そんな中で育った兄弟が歌う歌は、素朴で力強い。彼等の真っ直ぐな力強いまなざしがとても印象的。
成功したあとの大人の歌声も悪くないけど、子役の歌声がやっぱり素敵^^(子役の歌はHPでは「story」の右端上の画面でちょっとだけ聞けます)

公式HP→http://2sons.gyao.jp/intro/


ポール・ニューマン死去

2008-09-28 08:34:00 | 俳優
肺がんであと余命わずかと言われていたポール・ニューマンが9月26日亡くなりました。83歳。

代表作はみなさんも良くご存知、
『ハスラー』(61)
『明日に向って撃て!』(69)
『スティング』(73)
など。

実は私は彼の昔の作品を見てないので、あまりコメントできないのですが・・

とても有名なのに、アカデミー賞にはなかなか縁がなく、トム・クルーズが主演だった(はず)『ハスラー2』(86)でアカデミー賞主演男優賞受賞。

カーレースに夢中になったり、オリジナルドレッシングを作って販売したり、監督業もやったり、多才な方でした。
女優のジョアン・ウッドワードと再婚したあとはおしどり夫婦として有名でした。
俳優業は昨年引退していました。

スレンダーな体と青い瞳が印象的。
私が最後に見た彼の作品は『ロード・トゥ・パーディション』(02)でのギャングのボス役。とても不気味で怖い役だったのですごく印象に残ってます。

ご冥福をお祈りいたします。

彼のプロフィールの詳細は→
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5710/p-newman.html

ウォンテッド/WANTED

2008-09-24 22:01:00 | 映画

注目の若手俳優ジェームズ・マカヴォイ(『つぐない』)主演、共演がアンジェリーナ・ジョリー&モーガン・フリーマン。現在公開中。

職場では上司にいじめられ、彼女には浮気され、それでも何も言えず、ひたすら耐えるばかりの会社員ウェスリー。
ある日店で会った美女に「あなたの父親を知っている」と声をかけられる。
そこからいきなり銃撃戦が始まり、逃げたウェスリーは女に車に乗せられ、想像を絶するカーチェイスを体験し、そして実は自分の父親が凄腕の殺し屋であることを教えられ、自分にその跡をついで欲しいと言われる・・

原作はアメコミですが、内容は違っているようです。
監督はロシア人監督ベクマンベトフ(『ナイト・ウォッチ』)。これからも期待の監督です。

予告編で見られたハエの羽を撃つシーン、ビルの窓を突き破り飛び出す男・・ビジュアルな見せ場が一杯で、最初からすごいスピードでアクションを次から次へと見せてくれて、思わず引き込まれてしまいます。

ビルの窓から飛び出したあとには、さらにすごいことがあるのですが、見てのお楽しみ。そこでもう私なんか大拍手!
さらにそのあと、アンジーのしなやかでタフなアクションシーンが見れて(車のボンネットに仰向けになって銃撃ちまくり)、最初の数分間でもうおなか一杯の気分。
似合うし上手いし、こんなアクション、アンジー以外の女優には無理です。すごすぎです。

ちなみに撮影時、アンジーは確かお母さんが亡くなったあとで激痩せしていた時期で、かなり頬がこけて体は骨が目立ってガリガリ・・でもそれがプロの殺し屋っぽくてかえって良かった。

おたおたして「すみません」を連発する気弱な青年ウェスリーがリアルすぎて、これまたジェームズくん、はまりすぎ?

モーガン・フリーマンは『バットマン』で発明家役で、そのままのルックスで出てくるのも何だか・・と思うのですが、もう貫禄で演じてて文句言えません(笑)。

最初から最後まで私は楽しみました。いろいろ有り得ないようなシーンが多いのですが、みなさんも素直に楽しんで観て下さいね*(ウインク)*

*教訓・・列車の非常停止レバーを引く時は、どこ走っているか確認してからにしましょう。(←見たらわかります)

公式HP→http://www.choose-your-destiny.jp/


ローグ アサシン/ROGUE ASSASSIN

2008-09-24 10:50:00 | 映画

『トランスポーター』のジェイソン・ステイサムと『HERO』のジェット・リーが共演したアクションドラマ。(既にレンタル出てます。WOWOWでも放映済み。)

捜査のトラブルの中で同僚を惨殺されたFBI捜査官は、復讐を胸に生きるようになる。
数年後、中国マフィアと日本のやくざの争いを捜査していた彼は、同僚を殺した伝説の殺し屋「ローグ」に巡り会うが、たびたび顔を整形して別人になる幽霊のような彼はなかなかつかまえることが出来ない・・

最初に目が行ったのはバラエティ豊かなキャスト。
中国マフィアのボスに懐かしいジョン・ローン(『ラストエンペラー』)、やくざのボスに石橋凌、その娘に個性的なルックスで最近出演が増えてるデヴォン青木、手下の一人にケイン・コスギ(最初と最後にちょっと見せ場があった^^頑張れ~)。

ジェット・リーはあまり悪役~って顔じゃないし、クールな顔立ちという訳でもないから、伝説の殺し屋と言われても何だか ・・う~ん・・そりゃーめちゃくちゃ強いのは知ってますけど・・殺す方法も肉体のみでなく武器一杯使ってやり方汚いし、ジェットに似合わないし、これじゃあフツーの殺し屋・・

ジェイソンくんがなんと日本語でやくざの一人に尋問!かなりの長い台詞で頑張って覚えたようですが、聞き取りにくくて^^;でもその努力は認めま~す。

やくざは・・まあ、相変わらず?の部分多し。でももしかしてこれって結構本当?とか最近思い始めてます^^;映画の影響って怖い(笑)。
デヴォン青木の有能でしかもわがままなやくざの跡取り娘って言うのは結構笑えた(笑)。

主人公を追っかけ、派手なアクションに気を取られていると・・

あー!!!

「ローグ、お前は何者なのか?」

このキャッチコピー、何の変哲もない、と思ったけど、実はふかーい意味があったのです。(かなりネタばれかも。すみません。)

ところで「ローグ」と言うと、私は『X-men』でアナ・パキンが演じた超能力者ローグを思い出しました。ちょっと変わった名前と思ってたんですが、意味は「悪漢」「ごろつき」、かわいいところでは「いたずらっ子」とか「しょうがないやつ」だそうです。

ジェイソンくんには、やっぱりビシッとスーツで、長い足が映えるアクションがいいな~

公式HP→http://www.rogue-assassin.com/