どこかで見たような上っ面のトリックやサスペンス、刺激過多のアクション映画ばかり見ていると、こういう足が地についた映画にあたるとほっとします。
’05年のブラジル映画。実在のミュージシャンの半生をドラマ化。
貧しい小作人のフランシスコは音楽好き。子供が生まれると、子供をミュージシャンにしたいと楽器を買い与え歌を歌わせる。それは自分と同じような貧しい生活を送って欲しくないと言う思いからだった。
子供が7人もいて、しかもなけなしの収入を楽器に費やしたので、彼等は家を追い出され、雨漏りのするようなボロボロの家に移り住むことに。
まともに食べ物がない家族の姿を見かねた長男は、次男を連れてバスターミナルへ向かい、そこで楽器を演奏し歌を歌う。それは彼等のミュージシャンへの道への第一歩だった・・
一生懸命生きている家族がいる。お互い支え合い協力し合い、笑い合えるように生活している。
そんな中で育った兄弟が歌う歌は、素朴で力強い。彼等の真っ直ぐな力強いまなざしがとても印象的。
成功したあとの大人の歌声も悪くないけど、子役の歌声がやっぱり素敵^^(子役の歌はHPでは「story」の右端上の画面でちょっとだけ聞けます)
公式HP→http://2sons.gyao.jp/intro/