スコセッシ＆ディカプリオ残念！

第77回アカデミー賞の発表がありました。

マーティン・スコセッシ＆ディカプリオくん残念でした＾＾；

作品賞・・「ミリオン・ダラー・ベイビー」
監督賞・・クリント・イーストウッド（「ミリオン・ダラー・ベイビー」）
主演男優賞・・ジェイミー・フォックス（「レイ」）
主演女優賞・・ヒラリー・スワンク（「ミリオン・ダラー・ベイビー」）
助演男優賞・・モーガン・フリーマン（「ミリオン・ダラー・ベイビー」）
助演女優賞・・ケイト・ブランシェット（「アビエイター」）

詳細、その他の結果はこちら→http://www.wowow.co.jp/77/

昨年「ロード・オブ・ザ・リング」がほとんどの部門を受賞し、有力視されていたクリント・イーストウッド監督作品「ミスティック・リバー」があまり受賞出来なかったことで、今回はイーストウッドにかなり偏った結果となったようです。

インファナル・アフェア

香港映画だけど、アクションよりドラマに重点が。

マフィアのボスの息子は警察学校に入り、警察の内部情報を手に入れ、一方優秀であるため警察官として出世していく。かたや上司から見込まれ潜入捜査官となった警察官は、あまりの長い任務期間に疲れきっていた・・

敵対する組織の中にまったく同じように裏切り者がいる、しかも潜入した者が優秀でそこで信頼され地位も高い、と言うことで、事件が起きるたびにいつばれるか、ばれずにすむのかの究極の緊張感。任務とは言いながら、本来の自分の仕事とはまったく反対のことをしている二人のジレンマが、この話を重く緊迫したものにしています。メインキャラがひどい殺され方をされてしまうのも、むしろリアル。

3部作だそうで、続編がまもなくＤＶＤで発売されます。ハリウッドでも既にリメイクが決定していて、トニー・レオンの役がレオナルド・ディカプリオ、アンディ・ラウの役がマット・デイモン、監督はマーティン・スコセッシ。リメイクも期待大、です*(キラキラ)*

ブッシュ・ド・ノエル

ちょっと季節がずれてますが。ご存知の方も多いと思いますが、タイトルは丸太の形をしたクリスマス・ケーキの名前です。クリスマスにちなんだ、家族のお話。

自由奔放に生きてきた老音楽家は最近体調が良くない。妻子ある男と10年以上不倫の関係を続けている娘と同居しているが、他にキャリア・ウーマンでやはり独身の娘、金持ちと結婚して一見幸せそうだがいろいろ問題を抱えている長女がいる。別れた妻にもいまだ未練があり、クリスマスにはそんなばらばらな家族が集まるのが慣習になっている。今年もまたその日が近づいてくるが、これまでくすぶっていた問題すべてが表面化してきて・・

好き勝手に生きてきていても、慣習と家族は大事にすると言う、一つのヨーロッパ的（フランス的？）人生が見える。クリスマスを機会にすべてを許し、前向きに生きましょう、と言うこと。それにしても、ヨーロッパの人って、人生を楽しんでますよね。そういう生き方、憧れです。

リクルート

って、これは映画のタイトルです。就職活動のお話ではありません。アル・パチーノ＆コリン・ファレル主演。
パチーノがＣＩＡエージェント養成機関のリクルート係でトレイナー、ファレルが新人研修生、と言うわけで、なかなかに苦労するわけです。肉体的も精神的にも追い詰められていくのは、かなりハードで見てるほうもちょっとつらい。どれが真実でどれが偽物なのか。誰の言うことを信用するのか。ラストはパチーノ独断場。まだまだファレルは未熟だ～

・・ところで、はるか昔の話ですが、少女マンガでＣＩＡスパイを扱ったのがありました。ちょっとそれを思い出しました。（丘けい子さんの「挑戦」というの。知ってる人は相当年季が入ってる＆私と同じくらいマニア＾＾；）

ルビー＆カンタン

フランスを代表する二人の俳優、ジェラール・ドパルデューとジャン・レノが主演。

マフィアのボスの妻と不倫し、ボスのお金をくすねていた男ルビーが刑務所で同室になった相手は、天心爛漫なおしゃべり男カンタン。寡黙なルビーを親友と思い込むカンタンは、彼と共に脱走し・・

対照的な二人が起こす脱走後の珍道中には、思わず笑いを誘われます。ジャン・レノはあのいかつい顔だから当然シリアスで寡黙であるのも納得の役。ジェラール・ドパルデューがかなりスマートになって、陽気なカンタンを演じてる。彼はやっぱり演技が上手い。

そうそう、「カンタン」はフランス語読みで英語では「クエンティン」です。有名な監督さんと同じだけど、もちろん別に彼とは関係ありません。珍しい名前と思っていたけど、結構ある名前なんでしょうか。