映画時々お酒

心と体に栄養を♪

カンパニーマン

2003-09-30 00:54:00 | 映画
以前話題になり、最近続編が作られた「CUBE」の監督、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。主演はジェレミー・ノーザム。ルーシー・リュ-(「チャーリーズ・エンジェル」)も出演。
レンタルビデオが出てます。

妻の言いなりになる生活に飽きた男は、自ら産業スパイとして就職、嬉々として仕事に励むが、やがて頭痛や悪夢に悩まされることに。潜入先で彼は謎の女に、実は全てが偽物であると告げられ、やがて自分は何者であったのか混乱していく・・

「CUBE」を見てると、ああ、やはりあの監督の作品だ、とわかる場面と展開が一杯。また何だかモノトーンと四角い幾何学的なものがたくさん出てきて、この監督の好みがわかります(笑)。
ちょっとSFっぽく、社会の構造や、産業の発達を皮肉ってる。ラストに仕掛けあり。
「CUBE」ほど、後味も悪くなく。
ルーシー、すごく良い役もらってます。

マイノリティ・リポート

2003-09-28 16:30:00 | 映画
やっと見ました~^^;
トム・クルーズ&スピルバーグと聞くと、どちらかと言うと、いいか、後回しで・・になる私。
でもこれはかの名作「ブレードランナー」(原作小説のタイトルは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」)や「トータル・リコール」(「追憶売ります」)の原作者、フィリップ・K・ディックの作品の映画化。 面白くないわけがなかった。
長さを感じさせない、緊張感溢れる展開で目が離せません。これって発想の勝利だなあ・・確かに犯罪を未然に防げればそれが一番。言いたいことは普遍的なもの。システムは完璧でも、運用する人間が問題だと。
今売り出し中の、コリン・ファレル(新作は「SWAT」)が結構良い役。(実はマット・デイモンがやるはずだったそうで)

晩夏あるいは初秋に

2003-09-24 00:15:00 | 日記
ぴったりの映画をご紹介。
ちょっと疲れた時に見て、素直に感動して、ひと息ついてみましょう。
ケビン・クライン主演。共演へイデン・クリステンセン、クリスティン・スコット・トーマス、ジェナ・マローン。
「海辺の家」。

親の離婚、再婚で、ちょっと道を踏み外しかけてる思春期の息子に母親は手を焼いている。
別れた夫は、20年勤めた仕事場を首になり、長年の夢だった自分の家を建てることを実行する。
息子をはじめ、周囲の人々を巻きこんで家は完成に近づくが、彼はガンに冒され、もう時間がなかったのだ・・

ケビン・クラインって、コメディの印象が強くて、今回改めて演技派だってことを認識させられました。それに意外と整った顔立ちだと言うことも判明(寝てる顔でわかった・・フィービー/←ケビンの妻/、ごめん^^;)。スコット・トーマスは相変わらず上手いし、それになんと言ってもヘイデン(スター・ウォーズのアナキン)が年相応の役で、これまたハマッて上手い。ジェナも幼い顔立ちに似合わない、しっかり娘を好演。
・・と言うことで、素直に見て感動してくださいね♪

es-エス

2003-09-23 17:38:00 | 映画
71年にスタンフォード大学で実際に起きた事件を元に作られたサスペンス。ドイツ映画で、原題は「実験」だが、それによって現れた人間の本能(エス)を邦題にしている。

元雑誌記者で、現在はタクシー運転手は、ある実験の被験者を募集する新聞広告に目を止め、スクープを狙って応募する。お小遣い目当てか退屈凌ぎで集まった人々だが、囚人と看守に別れて行われた実験は、学者達の想像をはるかに越える結果をもたらすことになる・・

実験でなくとも、生命の危機に脅かされる時など、人間の本性が現れることはよくあるし、映画でもよく描かれるのだけれど、今回の特徴は囚人と看守と言う二つのパートに別れ、力関係が対立していること。
ごくごく普通の人達が、実験とわかっているにも関わらず、エスカレートしていくのは何故だろう?何故こんなに抑制が効かなくなり、軽く常識を超えてしまうのだろう?
自分の役割を完璧にまっとうしたいだけか、与えられた役割を幸いに力をふるいたいだけか。いずれにしても、現実の自分自身を見失う人の姿に驚きます。
映画だから、かなり映像的にも抑えてあるとは思いますが、精神状態が不安定な時には見てはいけません。これを見て、看守側の気持ちがわかる、なんて思った人は、ちょっとアブナイですよ。

ウェルカム!ヘヴン

2003-09-21 15:38:00 | 映画
ペネロペ・クルスやガエル・ガルシア・ベルナル、ファニー・アルダンが出てる、風変わりなお話。

悪人が増えて、地獄は過密状態、天国は過疎状態。貴重な一つの魂の争奪戦が、天国と地獄から送られたエージェントによって繰り広げられる・・

ペネロペと言えば、ご存知トム・クルーズの恋人だけど、こういう役見てると、やはり結構短気で気が強そう。地獄の方からの使者なので、はっきり言って柄が悪いです~^^;でもこれって結構地に近いかも、と思えたり・・。
本来コメディになりそうな話だけど、実はシリアスで・・半端と言えば半端な感じも。
ガエルくんは、ここでもかわいいです^^