フランス・スペイン合作映画。さすがアメリカ映画とは一味も二味も違うドラマになってる*(星)*
保険契約をごまかして横領していたのが、思いがけない事故でばれそうになった主人公が思いついたことは、莫大な遺産を相続した従兄弟からお金を巻き上げること。実は彼は昔麻薬のやりすぎで頭がおかしくなっていた。だますことは簡単だと思えたが・・
何だかものすごくせこいこと、でも立派な犯罪を、深刻になりすぎず、また軽すぎることもなく上手に料理して、しかも言いたいことはちゃんと言えてる映画。
せこい主人公に本当に大切なものを気づかせ、平凡過ぎた妻の人生に張りを与える。
中年のおじさんに、しかも被害者に、「我々は愛されるために生きているのでは?」なんて台詞をさりげなく言わせられるのは、やっぱりヨーロッパ映画ならではでしょう*(キラキラ)*