映画時々お酒

心と体に栄養を♪

おくりびと/Departures

2009-02-25 17:08:00 | 映画

邦画はほとんどチェックしないのですが、アカデミー賞外国語映画賞を受賞したこともあり、何だか見たい気分になって今日見に行ってきました。現在公開中。

チェロ奏者だった主人公は楽団の解散で故郷に帰ることになり、新しい職に就く。それは今までまったく知らなかった「納棺師」と言う仕事。
仕事をするうちに様々な人間を知り、やがて主人公は自分自身の人生と向き合うことになる。

すごく暗くて重々しいのではと思っていましたが、笑える場面や皮肉っぽいところも上手に混ぜてあり、全体あまり重くならず良かったと思います。
東北の四季の移り変わりのきれいな景色をしっかり見せてくれ、日本の情緒がこの映画の素晴らしい背景となっています。
また、主人公の住む家や上司の部屋は、古い木造で多くの植物があり、温かみを感じさせます。

死に顔を見ていて、これまでのこと、最近のことなどいろいろ思い浮かんで来て感情が高ぶる家族や親戚の姿を見ていると、こちらもつい感情移入してしまい、思わず涙が・・

誰にでも死は訪れます。亡くなった人に対してお化粧をし着物を整え、きれいにして旅立ちの準備をする納棺師のお仕事は、とても大切であり素晴らしいと思いました。

死の世界への旅立ちはやはり多くの人、特に家族に見守っていてほしいとつくづく思いました。家族や友人に送られてきれいに安らかに旅立って行きたい・・

その人の遺したもの。それは何よりもその人と繋がっていた人たちとの関係ではないでしょうか。

「夢(主人公にとってチェロ奏者として成功すること)と思っていたものは夢ではなかった」
厳しい現実に直面しそれでも生きていく・・勇気も与えてくれる映画です。

ただちょっと都合よく事件が起きすぎかな、とは思いましたが、主演の本木くんの素朴さや純粋さ、また上司の山崎努さんのキャラクターがすごく良かったです。

もうハリウッドリメイクの話あり?同じような職業はアメリカにもあるらしいけど、この情緒はアメリカ映画じゃ出ませんよ~

公式HP→http://www.okuribito.jp/


第81回アカデミー賞授賞式

2009-02-23 23:09:00 | 日記・エッセイ・コラム
今回は演出家も変わったし、経済状態も悪い・・と言うことで、いつもよりはやはりコンパクトになった感じでした。何だかすごく手作り感が・・
最初のヒュー・ジャックマンが歌って踊った背景は、もろ学芸会のような紙で作ったものだったし・・(わざとなのか実際予算を削ったかは微妙なところ)

プレゼンターが過去の受賞者で、複数出演して結果発表&授与を行うのはすごく良かった^^
さすが受賞者たち、ずらっと並ぶとすごいオーラが出ていて圧倒されます。主演女優賞受賞者たちは本当に華やかでゴージャス~♪

正直『ベンジャミン・バトン』を見て、私はこれが本命と思ったのだけど・・監督賞はダニー・ボイルに行っても、作品賞はこれだろうと最後まで思っていました。
勢いとパワーがあるにしても、非ハリウッド映画(イギリス映画)で出演者たちも無名のインドの人たち・・今までのハリウッドだったら絶対受賞は有り得ない。やはり時代が変わりつつあるんでしょうか。映画の間の国境はなくなりつつある?

詳細は→http://www.wowow.co.jp/extra/academy2009/winner/index.html
またはhttp://event.movies.yahoo.co.jp/academy_awards/2009/

アカデミー賞作品賞は

2009-02-23 13:53:00 | ニュース
『スラムドッグミリオネア』!

☆監督賞・・ダニー・ボイル『スラムドッグミリオネア』

☆主演男優賞・・ショーン・ペン『ミルク』

☆主演女優賞・・ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』

☆助演男優賞・・ヒース・レジャー『ダークナイト』



アカデミー賞速報

2009-02-23 11:21:00 | ニュース
ヒュー・ジャックマンが最初からやってくれました~*(ハート6つ)*
歌って踊りまくり、アン・ハサウェイも共演!彼女も歌が上手なのね~^^

助演女優賞はペネロペ・クルス。豪華なビンテージドレスで登場!
脚本賞は『ミルク』、脚色賞は『スラムドッグミリオネア』、アニメ作品賞は『WALL・E』、短編アニメは『つみきのいえ』、メイクアップ賞『ベンジャミン・バトン』、衣装デザイン賞『ある公爵夫人の生涯』。

授賞式が始まる前のインタビュアーに『プロジェクト・ランウェイ』のアドバイザー、ティム・ガンが登場したのもサプライズ!

ペネロピ/PENELOPE

2009-02-14 11:15:00 | 映画
『キューティ・ブロンド』でスターになったリース・ウィザースプーン製作(&出演)。
主演はクリスティーナ・リッチ。お相手には『つぐない』のジェームズ・マカヴォイ。

先祖にかけられた呪いのせいで名門の家に生まれたペネロピは、生まれつき豚の耳と鼻を持っていた。呪いを解くためには、名門の息子が彼女を愛すること。
部屋に閉じ込められたまま成長し年頃になったペネロピは、呪いを解くべく次々と名門の息子たちとお見合いをするが、彼らは彼女の顔を見た途端逃げ出してしまう。

コンプレックスを武器に変えて、ありのままの自分を出して周りを味方につける、と言うのは『キューティ・ブロンド』と同じ。リースはこういうお話が好きみたいね^^

現代のおとぎ話ですけど、しっかりメッセージが入ってます。
豚鼻になったリッチの役者根性には脱帽^^;マカヴォイくんがとってもキュートで、これ見たら女性ファン絶対増えますね^^

公式HP→http://www.penelope-movie.com/(ペネロピの超かわいいお部屋が見れます!)